こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

今日は月曜日ですね。

 

道場に復帰して以来、

月曜日のブログは格闘技に関する

話が多くなっているように思えます。

 

僕は総合格闘技を嗜んでいるので、

練習で寝技も打撃も両方やります。

 

技練習だけではなく、

必ずスパーリングやミット打ちといった

実戦形式の練習もやりますので、

月曜日は脳が格闘技モードなんです。

 

なので今日もソレに絡めて

話をしていきます。

 

格闘技の試合では、"セコンド" と呼ばれる人達が

赤青両コーナーにいます。

 

それぞれの選手の所属するジムのコーチなんかが

インターバル中に選手のメンテナンスをしたり、

試合中にアドバイスや檄を飛ばしたりする人達です。


そのセコンドの声ですが、

試合中の選手の耳にどう聞こえているか、

気になりませんか?

 

僕にも経験がありますが、

実はかなりしっかりと聞こえています。

 

ただ、セコンドが言っていることを

そのままその場で実行できるのか?

というと、またちょっと違います。

 

セコンドの声に瞬時に反応し、

それをすぐ行動に移すのは

かなり難しいです。

 

僕の周囲にいるプロの総合格闘家が

そう言っているくらいなので、

アマチュアの試合経験しかない僕なんかは

尚のことそうでした。

 

試合は目の前に相手がいます。

当たればK.O.されてしまいます。

 

そんな状況ですから当然、

目の前の事に集中しています。

 

ですから、

"声を聞き"→"理解して"→"身体を動かす"

という3つのプロセスが間に合わないんです。

 

で、これが組織開発やチームビルディングに

どう関わってくるのか?というところですが、

 

「会社にとってのセコンドは現場」

 

ということです。

 

例えば、チームビルディングや組織開発を

行うタイミングで考えてみましょう。

 

会社が試合を優勢に進めている時は、

「儲かっている時」になります。

 

チームビルディングや組織開発は、

このタイミングでやるのが効果的です。

 

なぜなら、儲かっている時の方が組織的な課題

(離職問題だったり社員のマインドだったり)

が表面化しやすいからです。

 

でも、儲かっているとその事実にしか

目が向きません。

 

「儲かってんだからいいじゃん!」

 

となるからです。

 

社内にいるセコンドは懸命に声を張り上げますが、

「儲かっている」ことに集中してしまっているため、

その声を拾って反応するのは難しいです。

 

すると、どんな事が起こるか?

 

儲けるために必要な「人」がいなくなります。

するとどんどん儲けが少なくなります。

 

でも儲ける人がいません。

だから人が辞めていきます。

このループにハマってしまうのです。

 

では、どうしたら良いか?

 

格闘技の試合は1R毎に"インターバル"

があります。

 

セコンドはこの時に選手にアドバイしたり、

元気づけたりします。

 

会社でも同じようにインターバルを

設ければいいのです。

 

とはいっても、

社員旅行をするのではありません。

 

じっくりと「考える時間」を

つくることがインターバルです。

 

セコンドである現場の声をヒントにして、

自社が永続的に設けていくために、

どんな組織で在ることが必要かを

じっくりと考えていくのです。

 

合宿をするのもいいですし、

定期的に議論をする場を

つくるのもいいでしょう。

 

年末はTVで格闘技を放映しています。

 

良かったら今年の大晦日は

1試合だけでもいいので、

試合を見てみてください。

 

今はコロナ禍の中で興行が行われていますから、

観客は声を出して応援ができません。

 

なので試合会場では両陣営のセコンドの声が

とても良く聞こえます。

 

セコンドの声に選手がどのくらい

反応できているかを観察できますよ。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。