こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

オリンピック柔道日本代表チームの

井上康生監督が任期満了で退任となります。

 

井上監督は2012年のロンドン五輪後から

監督に就任され、ここまで9年間、

日本柔道を引っ張って来られました。

 

井上監督の功績は大きく、

ロンドンでは金メダル0だったところから、

リオでは金2個を含むメダル7個、

東京では金9個を含むメダル12個と、

日本の柔道を再び「勝てる柔道」へと

導きました。

 

井上監督は就任中の9年間、

代表合宿でこれまでにやったことのない

取り組みを果敢に取り組んで来ました。

 

例えばサンボ(柔道を基にしたロシアの格闘技)、

柔術、レスリング、沖縄角力を学ばせたり、

陶芸や茶道、書道に取り組ませたりしています。

 

このような取り組みは、

井上監督に信念があるからこそ

出来たことでしょう。

 

柔道の祖は嘉納治五郎先生です。

1882年に創設されました。

 

つまり、それだけ歴史があります。

 

歴史があるということは、

伝統に固執するお偉方もいるでしょう。

 

当然、井上監督が提唱・実践した

新たな取り組みに対し、

眉をひそめたはずです。

 

それでもブレることなく

実践してこれたのは、

監督が対話によって

自らの信念を伝えてきたから

だと思います。

 

変わることを良しと

しないお偉方に対し、

 

「日本柔道の思想や哲学といったものは

大切にするよ。だけど、伝統は時代に合わせて

変えていかないと日本の柔道のためにならないよ。」

 

というようなことを

伝えてきたのでは

ないでしょうか。

 

お偉方が大切にしている

価値観を認めつつも、

未来の日本柔道にとって

必要な考え方も伝える。

 

きっとこういった

向き合い方をされて

きたのでしょう。

 

いつも言っているように、

対話はお互いを理解し、

その背景を知ることに

意味があります。

 

日本代表選手が安心して

強くなれるように。

 

少しでも選手のためになる

環境をつくるように。

 

そのためにしてきた対話が

実を結んだのではないかと

思いました。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。