こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

東京オリンピックの中止を求める

署名が45万件集まり、

本日、東京都に提出されたそうです。

 

開催まで10日を切ったこの段階でも、

このような活動が起こっています。

 

活動自体の是非はともかくとして、

開催は国として決めたことです。

 

確かに議論され尽くしていない、

といった問題点もありますけれど、

それでも「やる」と決まったわけです。

 

それであれば、参加する各国の

アスリートを応援するほうが、

いいのではないかと思います。

 

では、なぜこのようなことが

起きるのかと言うと・・・

 

今回のオリンピック開催にあたり、

国が反対派の人達に対して、

「開催は反対だけど、まぁしょうがねぇか」

と思えるような大義を説明出来ていないからです。

 

開催する目的が

「復興五輪」から

「コロナに打ち勝てた五輪」

にすり替わっているため、

ブレが生じているので、

説明しても一貫性がない、

と思われてしまいます。

 

ですから国があれこれ言ったとしても、

「納得はいかないけど、

決まったならやり切るしかないね」

という気持ちになれないんです。

 

これはチームや組織でも

同じ事が言えます。

 

過去の成功体験が通用しなくなり、

正解というものが存在しなくなった

今の時代では、急な方向転換が当たり前です。

 

方向転換するということは、

これまで進んできた道とは

違う道を進むことです。

 

つまり、目標が変わるんです。

 

これまでにも書いてきましたが、

目標は変わってもいいんです。

 

変わってはいけないのは目的です。

 

最終的に目的地に着かなければ

意味がないのですから、

目的地に着くための目標は

いくら変わってもいいのです。

 

大事なことは

「どうして目標が変わるのか」

をチームや組織のリーダーが

メンバーに対して伝える事です。

 

もちろん、全員が納得も得心も

するわけではありません。

 

それでも、「目的を達成する」という

ゴールに向かっている過程で、

目標を変える必要があることを

きちんと伝えることで、

「じゃあ、まぁ、しゃーねーか」

と思ってもらえます。

 

思ってもらえれば、

力を貸してもらえるのです。

 

今回のコロナ禍の対策や

オリンピック開催の紆余曲折を

見ている限りでは、

そういった説明がされてきたとは

残念ながら思えません。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。