こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

コミュニケーションをしている中で、

自分の意図しているものとは違う

捉えられ方をされてしまい、

なんだかお互い変な感じに

なってしまうことってありますよね。

 

チームや組織のように、

多種多様な人が集まる環境であれば、

なおのことそういった事が起こります。

 

これは言葉の意味が

それぞれに背景によって

違うからです。

 

例えば、僕の好きな漫画に、

ヴィンランド・サガという

北欧のヴァイキングが登場する

作品があります。

 

ヴァイキングというのは、

他の国や集落を襲い、

蹂躙し、略奪をすることで生計を

立てています。

 

当然、襲われる集落からすれば、

略奪者、殺戮者であり、

忌むべき、憎むべき存在です。

 

かたやヴァイキングの集落では、

ヴァイキングは一人前の男の証であり、

その集落ではヒーローです。

 

つまり「略奪/殺戮」という行為が、

ある集落にとっては英雄行為であり、

ある集落にとっては蛮行、

ということになります。

 

このようにお互いの環境が違えば、

「ヴァイキング」の意味が

それぞれで違ってくるのです。

 

同じチームのメンバーでも、

目指すゴールに対するお互いの

定義が別々であれば、

主張も別々になります。

 

こういった、背景の違いによって

言葉の解釈や捉え方に違いが出ることを、

 

「社会構成主義」

 

と言います。

 

このブログでも何回か

お伝えしてきていますね。

 

人はそれぞれ違った環境で

生まれ育ってきているので、

その環境で関わってきた

言語、集団、文化などなどで

考え方や捉え方、解釈の仕方が

すべて違う、というものです。

 

ですので、すべての人はすべて違い、

その違いをお互いに受け容れながら

主張をしなければ、同じゴールを

目指すことは出来ません。

 

そしてそのために

僕たちが出来ることが、

 

「対話」

 

です。

 

対話でお互いの違いを

受け容れていくには

時間がかかります。

 

みんな、頭では分かっていても、

早く結果を求めたがってしまいます。

 

だから「決着」をつけようとして、

自分の主張で相手を打ち負かす、

「討論」を仕掛けようとします。

 

これではチームも組織も

前に進むことは出来ません。

 

早く結果を求めたいならば、

まずは対話が重要です。

 

対話でお互いの違いを認識し、

互いを受け容れるところから

スタートです。

 

対話ができるようになると

こうなります。

 

「みんな違って、みんないい。じゃあ、どうしよう?」

 

そうなったら、

次にやることは、

 

「議論」

 

です。

 

自分たちにとって

何が1番の最適解なのか。

 

自分たちの目的を達成するために、

どこにベクトルを合わせていけばよいか。

 

そういったことを決める事が出来ます。

 

互いの背景を知らなければ、

議論へとは至りません。

 

だから対話が大切なんですね。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうとざいました。