こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

管理職研修の参加者から受ける質問は様々なものがありますが、

「リーダーにとっての必須スキルは何だと思いますか?」という

質問は、参加者からよく受ける質問の1つです。

 

もちろん、実務的なものも含め、色々あるとは思いますが、

僕は次のようにお答えしています。

 

「質問力」が必須だと思います。

 

職場の管理職ともなれば、事業戦略の必達と並んで重要なミッションである、

人材育成があります。

 

部下の育成は会社が永続的に儲けるためには必ずやらなければならないことです。

 

ただ、一般的に、部下を育てるとなった時、

どうしても「業務のやり方」だけを教えて、

部下を育成したと思っている管理職の方が結構います。

 

これは、人材育成あるあるです。

 

部下育成はまず、部下に基本に忠実に仕事が出来るように育て、

それから徐々に自分で考えられるようにしていくのが王道です。

 

そして、少しずつ自立を促していくわけなのですが、

ここで必要なのが質問力になるというわけです。

 

部下が可愛かったり、ミスをして欲しくない、という、

上司の親心が出てしまい、ついつい「アドバイス」をしたくなりますが、

育成という視点で見た場合は質問をして、部下自らに考えてもらうほうが早く育ちます。

(アドバイスが悪い、ということではありません)

 

僕は"質問"とは、「相手のためになるもの」として捉えています。

 

この場合の「相手のためになるもの」は部下の成長ですから、

質問によって部下が気付きを得られる、または自分自身で「何でだろう?」と、

深く考えるきっかけになるような質問となります。

 

例えば部下が仕事の進め方などに悩んでいるとして、

部下から「うまく進められていません」とあなたに相談してきたとしたら、

 

「うまく進める、とは例えばどういう状態を指すの?」

 

と質問してみます。

 

こう質問することで、本人の頭の中にある理想の仕事の仕方が整理され、

あなたへのアウトプットという形で発信されるでしょう。

 

それを受け止めた上で、次の質問に移ることができます。

 

育成対象の部下は仕事の様々なことで悩み、

日々どうにかしたいともがいています。

 

部下が「はっ!」となるような質問力を身につけることで、

部下の思考の幅が広がり、成長を促進することができます。

 

ちなみに「疑問」は自分の知りたいことを訊くこと。

そして「詰問」は相手に考える余地を与えないで訊くこと。

「尋問」は相手に強制力をもって答えさせること。

「拷問」は相手を痛めつけて聞き出すこと。

 

このように僕は解釈をしています。

 

ぜひ「質問力」をつけて、素晴らしい人材を育成してください。

応援しています。