こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです)


会社ともなれば役や人数の多寡は別として、

必ず役職者がいます。

 

ただ、各役職者の役割定義をちゃんと把握できている人って意外と少ないんです。

 

でも、それは会社にも言えること。

会社自体が役職毎の役割定義を明確にしていないことで、

部下が混乱してしまったり、役職本来の仕事が出来ていない、

といったことが発生してしまいます。

 

このような現象はやはり、中小企業に多いですね。

 

「今さら役職の話なんて、下らない」と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、

実は明確な役職定義は永続的に儲かる組織をつくり、動かしていくためには欠かせません。

 

復習の意味も込めまして、今日はそんな役職の役割定義を書いてみます。

 

・主任

いわゆる「現場リーダー」。

実務能力があります。

組織から求められる人材像の見本です。

ロールモデルですね。

 

・係長

課長の補佐役です。

課長だけだと手が回らない状況を補佐します。

常に課長と情報共有して、状況確認と必要アクションを合わせます。

管理職業務をここで学びます。次期課長候補です。

 

・課長

実行管理者です。

ミッションをメンバーに振り分けます。

さらに、それらの実行を管理し、必要な調整や助言を与えます。

当然ですが、チーム目標を達成させる責任者です。

チームの士気を高め、必要な教育(部下育成)もします。

加えて施策の実行計画や改善案の起案を行い、部長と共に実現を図ります。

 

・部長

司令官、作戦参謀です。

経営戦略を実現する司令官役です。

組織全体の状況把握、部隊の実行戦略を考え、ミッションを課長に与えます。

全社的な調整や課長の支援育成、環境整備をします。

 

・経営者

最終責任者です。

【対外的】に組織を代表する責任者です。

組織の大きな方向性を決定します。

必要な経営資源の配分を行います。

経営戦略などの全社的企画は部長とともに行います。

部長から上がってくる企画案の最終承認者になります。

 

いかがでしょうか。

もちろん、会社によって多少の違いはあると思いますが、

大まかに役職毎の役割はこのように定義されます。

 

役割をしっかりと定義して、

全員が定義された役割をしっかりと理解すれば、

組織としてのブレがなくなります。

 

また、役職者も自分のやるべきことが明確になるため、

後進の育成指導や新規の企画立案などに注力できるため、

永続的に業績を上げていくための歯車が回り始めます。

 

もしご自身の会社の役職定義が曖昧かも知れない、

と思われたら、1度それぞれの役職定義を見直してみると良いでしょう。