こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです)

 

永続的に業績を出し、常勝できる組織をつくり上げていく上でコミュニケーションは欠かせません。

 

ですが、コミュニケーションを良くしたいと思っても、

何をどうすれば良いのか分からなかったり、

何でも言い合える環境にした、と思っているけど、

実際は何も変わっていなかったり、思うようにならないのも事実です。

 

では、なぜ社内コミュニケーション改善は思うように進んでいかないのでしょうか?

 

そこで鍵となるのが、

 

「ランク」

 

という存在です。

 

会社組織で仕事をするのであれば、ほぼ必ずと言っていいほどランクがつきまといます。

 

ランクとは、それぞれの立場から見た時の上と下にある存在の事を言います。

 

先生と生徒

医者と患者

上司と部下

 

こういったものですね。

 

人は無意識のうちにこのランクを認識しています。

そして、このランクに応じて対応を変えてしまうんですね。

 

会社組織にいれば役職が存在します。

ですから、どうしてもこのランクを意識して対応することになります。

 

ランクというのは面白いもので、

下から上に対して発生するだけではありません。

上から下にも発生します。

更に言えば、「一方通行ランク」というのもあります。

 

ひとまず、ここでは社長と一般社員で例えてみましょう。

 

一般社員は社長が言ってきたことに対して、

不満があったとしても表向きは了承したように接しますよね?

 

社長は一般社員に対して指示命令は下しても、相談はしませんよね?

 

つまり、お互いがランクを認識していることで、

自然と話す内容だったり、接し方を変えているんです。

 

また、役職が上になってくると、立場を考えるようになります。

すると、「こんな事を下のヤツに話しても無駄だ」とか、

「下のヤツが上のことなんか分かるわけない」というような、

プライドや勝手な思い込みも加わります。

 

役員向け研修などでこういうお話をすると、

「じゃあ、何でもかんでもあけっぴろげに話せってことか!?」

とアグレッシブになる人がいるんですが、そういうことではありません。

 

相手のランクを念頭に置いたコミュニケーションをしないように意識してみようね、

という話です。

 

相手のランクを気にして思っていることを伝えられない、

というのであれば、せっかく会社組織のコミュニケーションをより良くしたいと思っても、

変わっていかないままです。

 

では、ランクを意識しないコミュニケーションを進めていくためには何が必要なのでしょうか?

 

役職の違いを気にして思っていることや感じていることを伝えてはならない、

と無意識のうちに決めつけている事が会社にとって良くないことである、

ことを「会社としてはっきりと定義」すれば良いのです。

 

必要なのは役職の有無関係なく、そこに集う人達に敬意を払うこと。

 

敬意とは相手に寄り添うことです。

自分から見えているものの枠組みに相手を押し込めることではありません。

 

ぜひですね、まずはスモールスタートでもいいと思います。

自分のチーム内や部内などで、ランクを気にしないコミュニケーションを心がけてみて下さい。