こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです)

 

以前、チームの発達段階について書きました。

チームはただ人が集まっただけではチームとならず、

成長する過程(プロセス)を経てチームとなっていく、

というお話です。

 

これと同様に、会社にも発達段階があります。

チームの発達段階と比べてみると似ている部分もあり、

なかなか面白いものです。

 

今日はそんな会社の発達段階と、

各段階で組織としてどんなことに取り組むと良いのか、

をざっくりと書いてみたいと思います。

 

チームも会社も、人間の成長と同じように、

生きていく過程で色々なことを学んでいきます。

そこにはミスや失敗もありますが、

逆を言えばそれらがあることで成長することが出来るわけです。

 

では、会社の発達はどのように進んでいくのでしょうか。

各段階の規模感やその段階におけるやることをまとめてみましょう。

 

まず第1段階は【創業期】です。

人数規模は社長を含め5名程度。

粗利が3,000万円くらいまでの段階を言います。

 

この段階の会社がやることは【売る】ことです。

ただし、社長が売るだけではダメです。

メンバー全員が売る必要があります。

ただし、ただ売るのではなく、

メンバー全員が【売る】という意識と認識の共有が必須です。

 

第2段階は【発見期】です。

人数規模が20名、粗利1.6億円程度までの段階です。

 

この段階では自社を大きくするための

”ヒット商品”を見つけることが必要です。

単にヒット商品を見つけるのではなく、

それに合わせて売り方やターゲティングも考えないといけませんね。

 

ちなみにこの段階から人数が増えてきますので、

売上が上がれば上がるほど、組織としての問題を抱え始めます。

人材の出入りが激しくなるのもこの段階からです。

 

次は【拡大期】です。

ここからドンと規模感が変わります。

人数は100名程度、粗利は10億程ですね。

 

この段階はその名の通り広げていくことが求められます。

発見期で見つけたヒット商品をレバレッジにして、

仲間(社員)の数を増やしていきます。

この段階になってくると、会社の組織化が必要になります。

 

そして、最後の第4段階は【発展期】です。

人数が500名ほど、粗利が60億くらいです。

 

ここまで来ると今度は新しい事業を生み出す必要があるでしょう。

基幹事業に加え、新たな基幹事業になり得る事業の創造、創出です。

新規事業の創出タイミングの目安としては、

1事業100人で粗利10億だと言われています。

経常で1〜1.5億くらいになりますね。

 

これをチームの発達段階モデルと比べてみると、

どことなく似ている部分がありませんか?

 

【創業期】=Forming

【発見期】=Storming

【拡大期】=Norming

【発展期】=Transforming

 

いかがでしたか?

知らなかった!という人は、興味を持ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

こんなの常識!今更でしょ!という人は、改めて自社がどのステージにいるか、

という振り返りになれば幸いです。