こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです)

 

今日のタイトルは管理職研修をファシリテートする時に毎回、

参加者の方から質問されることです。

 

プログラムに参加して下さる方々は皆さん勉強熱心で、

いわゆるビジネス書などをたくさん読んでいます。

ですから、それなりの知識を持った状態で参加しているんですね。

 

そして、プログラムで様々な体験をしていく過程で、次のように思うわけです。

 

「我々はリーダーであるべきなのか、マネジャーであるべきなのか」

 

そんな時、僕はこう返します。

 

「あなたは、どちらでありたいですか?」

 

もちろん、その場その瞬間にパッと答えられる問いではありません。

必然、参加者は「う〜〜〜ん」と考え込むことになります。

 

確かに数多あるビジネス書、とりわけリーダーシップ系の本を読むと、

リーダーという言葉もマネジャーという言葉も混在しています。

どっちなのか混乱してしまうのも無理からぬことです。

 

これが欧米で主流の「ジョブ型組織」ですと、はっきりと分かれています。

なぜなら職務区分がきっちり分かれているからです。

そのため、採用する場合も、リーダーを採用する、マネジャーを採用する、

といったように、明確です。

 

しかし、日本の場合は「管理職」としていますが、

職務区分は曖昧なのでどっちつかずになっています。

 

確かに、字だけ読むと「管理」なので、マネジャーなんですが・・・

 

さて、では管理職はどちらなのでしょうか?

 

僕自身の考え方では、「(チームや組織の状況状態により)どちらでもあり得る」です。

言い換えると、「その管理職の強みの違いによる」ということになります。

なので、僕は本人が「どちらでありたいか」が大切なポイントだと思っています。

 

だって、管理が得意なタイプの人もいれば、

周囲を巻き込んで新しい事を創造したり、

変革していくのが得意なタイプの人もいますから。


もちろん、必要最低限なマネジメントスキルやリーダースキルは必要です。

ですからリーダーかマネジャーのどちらかに強みステータスを全振りする、

ということではありません。

 

・リーダー6、マネジャー4

 

とか、

 

・マネジャー6、リーダー4

 

みたいな感じですね。

 

ただし、リーダーもマネジャーも「役割」ですから、

どうしても人によって得手不得手はあります。

 

ですからまずは自分の強みがどちらにあるかを知って、

その上でどちらでありたいかを考えてみてもいいのではないでしょうか。