今回は受験生応援企画として、一般入試を潜り抜けた3人の対談第1弾をお届けします。

対談者は、

中村まこ　#8 ハツ　体育専門学群3年　岩手県立盛岡第三高校出身

松居祐花　#1 フウ　体育専門学群2年　北海道函館中部高校出身

松川千明　#3 ユラ　体育専門学群1年　新潟清心女子中学高等学校出身

仕切り役は、

木村梨子　シズ　体育専門学群3年　湘南白百合学園高校出身

少し長いですが、どうぞお付き合いください。

シズ　「今回受験生応援企画ということで、一般入試を受けた皆さんにちょっと話をしていただきたいと思います。まず志望理由を教えてください。」
ハツ　「志望理由…一番大きな理由としては高校の時の先生だけど。もともと東京学芸大学に行こうとしてて、でも高校の時の部の顧問の先生が筑波の出身だからっていうのがある。で、レベル高いところでバスケしたいなって思ってたから、だから筑波にしました。」
フウ　「自分もハツさんと似てるんですけど、まずは周りの先生方に勧められたりとかして、あとはバスケ強い大学に行きたくて国立で強い大学って言ったら、筑波か鹿屋ってなって、やっぱり関東のほうがよかったので筑波にしました。」
ユラ　「私は「関東でバスケが強い国立」が良くて、もう筑波しかなかったので筑波にしました。」
シズ　「「国立」というのがキーワードのようなのが感じられるね。」
ハツ　「正直国立かどうかってでかいよね。」
フウ　「あと教員免許が取れるっていうのも大きいですよね。」

シズ　「いつから志望し始めましたか？」
ハツ　「え～いつだろう。完全に固まったのは高2の夏…かな。高1までは学芸に行こうとしてたから。」
フウ　「自分は中学校の時くらいから、なんも考えてなかったんですけど、筑波行けば？みたいな感じだったりとか、将来を考えて関東の大学でバスケが強い国立って筑波しかないんで、筑波に行こうかなってうっすら考えてて、高校でいろんな大学とか見て、自分も学芸とかも視野に入れてたんですけど、筑波にしようってしっかり決めたのは高校生。自分も2年くらいですけど、それまでずっと筑波は候補として、中学くらいから考えてました。」
シズ　「なるほどね。はい、次どうぞ。」
ユラ　「中2です。」
ハツ・フウ　「早い…。」
シズ　「それなんかきっかけあるの？」
ユラ　「中高一貫だったんで、もう中学の時から大学の話をされるんですよ。自分がどういう大学に行きたいかって言って、さっき言ったじゃないですか。「じゃあ、これもう筑波しかなくない？」みたいな感じになって、先生と話して、そこに向けて頑張ろうってなりました。」

シズ　「皆さんいろいろありますね～。じゃあ実際の入試の話に移っていきたいと思います。皆さんはバスケが専門種目なので主選をバスケにしたと思うんですけど、どんな準備をしましたか？」
フウ　「最初はタイシンで。」
ハツ　「タイシンってさ、北海道にある？」
フウ　「ないです。」
ハツ　「じゃあ東京まで出てたってこと？」
フウ　「いや、ほんとに最初は説明会、タイシンの説明会みたいなのが北海道に何回か来てて、そこでどんな種目やるよっていうのを教えてくれて、でも入試直前は東京行って合宿みたいなのに参加しました。」
シズ　「ユラも？新潟に来たの？」
ユラ　「一緒です。新潟の駅前のホテルで説明会されました。」
シズ　「盛岡にも来たの？」
ハツ　「来てません。」
シズ　「新幹線繋がってないとこ…そういうの関係ないのかな。」
ハツ　「どうなんだろうね。でも盛岡からだと東京まで1本で行けるからね。」
シズ　「みんなそういえば地方だもんね。」
フウ　「そこで種目を知って、あとは自分で体育館で練習。」
ハツ　「私はタイシンの説明会の流れがなかったから、とりあえずネットで調べて。ネットにちらっと載ってるんだよね。んで、これでほんとにあってんのかな～って練習して、そのあとはタイシンの筑波模試に行った。会ったもんね。」
シズ　「会ったね～。え、みんな受けた？」
フウ　「受けてないです。」
シズ　「結構地方の子たち受けてたよね。」
ユラ　「実技の模試ですよね。」
シズ　「なんか小論文もやったよね。」
ハツ　「うん。やった。小論全然かけなくてさ。焦った。」
シズ　「あれは1月のセンター終わった後だよね。」
ハツ　「うん、センター終わって2週間とかじゃなかった？弾丸東京旅行した。」
ユラ　「行きました、一人で。」
ハツ　「帰りの電車がわからなくなってさ、サラリーマンについていった（笑）」

シズ　「田舎もんあるある（笑）なるほど。じゃあ、副選は何にしましたか？それはどうやって決めて、どんな風に準備しましたか？」
ユラ　「え。知らない、先輩たちの。」
ハツ　「私、水泳で、、、」
ユラ　「え。そうなんですか。」
ハツ　「そんな意外？」
ユラ　「意外です（笑）」
ハツ　「水泳でメドレーだったんだけど。」
シズ　「メドレーって？？」
ハツ　「バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール。25mずつで、合計100m。なんで水泳にしたかは、まず水泳はやってたんだけど、ていうのは一つあって。陸上もありだなって思ったんだけど。外雪降って練習できないからやめて、あとは武道系でもいいんじゃないって親にも言われたんだけど、武道を教えてくれる先生がいないっていう、高校にね。んで、自分で練習できるから水泳でいんじゃない？ってなった。どうやって練習したかは、センター終わった後出席はとられるけど、そのあとどこにいても正直構わないみたいな感じだったから、担任とかに「すいません！プール行ってきま～す！」って言って、市民プールに顧問に連れて行ってもらってた。顧問をアッシーに使ってたっていうね（笑）」
フウ　「自分は陸上1500mで。」
シズ　「結構その話聞きたい子は多いだろうね。」
ハツ　「結構多いもんね。1500m。」
フウ　「なんかもともと中距離は得意だったんですけど、タイシンの説明会の時に、陸上はやっぱりタイムで区切られるから結構厳しいみたいな話を聞いて、それ1回目の説明会に来た時に聞いたんですけど、2回目来る直前に1回走ってみてタイムをもっていってみたら、結構速いねって言われて、陸上でいいかなってなって。あんまりほかのは得意じゃないんで（笑）最初は球技がいいんじゃないかってかんじだったんですよ。陸上はその日の調子があるからバレーとかって言われたんですけど、バスケも練習してバレーも練習してっていうのはちょっと怖かったんで、走るのが得意だから走った方がいいんじゃないかって思って、タイムも悪くなかったので陸上にしました。陸上の練習は、自分のところも雪が降っていたので外の競技場とかは使えなくて走る練習はアリーナとかのランニングコースでインターバルとかやってました。スパイクが合うかどうかになった時に、、、スパイクは履かなくてもいいんですけど、履いた方がやっぱり速いので、買って慣らすまでが屋内競技場みたいなところでやってはいたんですけど、そこも外に筒抜けで寒かったりとか、あまりいい状態ではできなかったです。自分はタイシンの合宿が2週間ぐらいやってるんですけど、それに10日間くらい行って、そっちの気候に慣れてからそのままつくばに東京からまっすぐ行ったので、結構ホテルに泊まらせてもらってやっていたので親には感謝ですね。」
シズ　「すごいね、それは。」
ハツ　「私逆にユラが何をしてたか知らない、副選。」
シズ　「ダンス。」
ハツ　「えっ！？！？」
シズ　「これ有名な話だよ。」
ハツ　「だから踊れとか言われてんの！？」
シズ　「面白いよね、3人ともばらばらだ。」
ユラ　「ダンス、、で、、説明会来た時に一番点が取りやすいって言われたんですよ」
シズ・ハツ　「へえ～。」
ユラ　「なんか私、前十字切ったので陸上もタイム結構やばくて、最初陸上にしようと思ってたんですけど、体全然動かないから無理だってなって、バレーはネットから手でないし…」
一同　「（笑）」
ユラ　「なんかもう逆にやれるのがなかったんです。ダンス以外。で、うちの学校運動部が2つしかなくて、バスケ部とダンス部なんですよ。」
一同　「へえ～～～。」
ユラ　「ダンス専門の先生がいたので、もうマンツーマンで教えてもらって、ほぼほぼ振りが固まってきたらダンス部と一緒に練習させてもらって、」
フウ　「楽しそう。」
ユラ　「ダンス楽しかったです。息抜きになりました。バスケの。
体育館二つあったんですけど、第二体育館でバスケやり飽きたら、隣の体育館行ってお邪魔しま～すって言って、鏡とかコンポ借りて、ひたすら踊ってました。」
ハツ　「ダンスって内容何なの？自分で作るの？」
ユラ　「最初前半は「はいこれやってください」っていわれて、大学生と同じ動きをするのが2種類、、あって、後半に「この音楽30秒聞かせるので、今即興で踊ってください」って言われて、2曲踊ります。アップテンポのほうとスローテンポのほう。」
フウ　「でも振りはちょっと考えていって…？」
ユラ　「考えていきます！さすがに即興はダンス部じゃないんで、無理なので、「ダンス部でもできないよ、そんなこと」って言われたので。それこそ、ちょっと固めて明るい曲で10曲くらい同じ振りで踊っていかに合わせられるかっていうのをひたすらにやってました。」
シズ　「それは特有だね。」
ユラ　「ほかにできるのがなかったっていうのが。」
ハツ　「何より運動部が2つしかないに驚いたわ。」
フウ　「しかもバスケ部とダンス部。」
一同　「（笑）」
シズ　「特殊だね～ほんとに。」
フウ　「一緒に受けた友達体操とダンスでやってて、どっち主選だったかわかんないんですけど、配点違うじゃないですか。ダメだったんですけど、結構ダンスが厳しいみたいな言ってて、もしかしたら体操がダメだったのかもしれないですけど、体操部だったのでダンスそんな厳しいんだって思ってました。」

シズ　「でも内容知らなくてもし行ったらきついよね、内容的に。いや、面白いね。
　　　てことで、次の内容に行きたいと思います。皆さん遠方からきているので、入試の時は宿泊したりとかあったと思うんですけど、どんなとことかどこに泊まったのか聞きたいです。あと、前泊したかどうかも教えてください。」
ハツ　「さっきちょっと話題にはあったけどね。」
シズ　「まあ、さっき合宿してからとかあったけどね。皆さんつくば駅の周辺ですか？それとも研究学園とか？」
フウ　「ちょっと遠かったです。牛久？」
シズ　「おお。」
ハツ　「結構遠いね。」
フウ　「オークラとかは埋まってて、車で30分くらいのところに泊まりました。」
シズ　「車で来てたってこと？」
フウ　「レンタカーです。送迎バスもあったんですけど、自由に動けた方がいいよねってなって。あと入試やってる途中にお母さんが物件探ししてたので、車借りた方がいいってなって車借りてやってました。」
シズ　「なるほど。」
ハツ　「私はつくばに前泊はしてないけど、東京におばあちゃんちがあるから前日までおばあちゃんちにいてそこからつくばに来た。1日目と2日目の間で泊まったのは、駅前のダイワロイネットが奇跡的にキャンセルのおかげでとれたから、ラッキーだったよね。」
ユラ　「前泊しました。つくば駅の近くの、ホテル松島ってとこなんですけど。デニーズとかのほうです。やばかったんですよ。めちゃめちゃ電話かけて、つながらないみたいな。午前中にわーってかけて、お母さんが「ダメだったわあ」って言ってたんですけど、午後もう一回ダメもとでかけてみるって言ってかけてみたら「ああ。空いてますよ～」って（笑）」
一同　「（笑）」
ユラ　「ええ～～みたいな感じでとれました。」
シズ　「なんだよ～って感じだったんだね（笑）」
ユラ　「そんな感じです。」
フウ　「なんか自分2泊しました。牛久に1泊泊まって、もう1泊は駅のオークラの別館？に泊まりました。」
シズ　「私はオークラに前泊からの1日目もだ。半年前のスタートのところですごい勢いでとってくれて。体専ばっかりだったと思う。」
フウ　「自分もなんか朝ごはん食べてたら、1500ｍ受ける人がいて。しかも最後その人と競ってダッシュみたいな（笑）」
シズ　「すごいホテルだなそれ。」
フウ　「朝同じもの食べたわ。みたいな（笑）」
ハツ　「私最初遠いとことってたんだよね。確か。んで「やっぱ近いところがいいんじゃない？」みたいになって、探してたらちょっと高いけどあったってなって、「そっちそっち」みたいになってそうなったな。」
フウ　「自分も1日目はとれなくて、2日目はキャンセルが出てそっちに。近い方にできたみたいな感じでした。」
ハツ　「2日目がある学群少ないからね。体育と医学だけだもんね。」
フウ　「「あ、あの人医学だ」って（笑）」
一同　「わかる～！」
ハツ　「ご飯食べてるときにあれはたぶん医学、こっちは体育って。」

シズ　「あれはライバルじゃないってね（笑）
　　　１日目と2日目では違う心持ちだったと思いますが、それぞれ前日はどんな気持ちで過ごしていましたか？」
フウ　「1日目の前日は、保健の論述がすごく心配で、ホテルでも車の中でもずっと暗記していました。2日目の前日は、頑張ったら帰れると思っていました。（笑）」
一同　「（笑）」
ハツ　「私は1日目の電車の移動でずっと保健の教科書眺めてた。2日目の前日は、バスケのオールコートでレイアップを外すという失態を結構引きずってて、ずっと心臓バクバクしたままベットに横になってた。（笑）　とりあえず1日目終わったことを親に連絡したら、水泳のイメトレしてなって言われたから、ベットの上で軽く足をバタバタさせてた。（笑）」
ユラ　「1日目の前日は、先輩方と同様に、とにかく保健の暗記をしていました。2日目の前日は、もう保健もバスケも終わって、気持ちがすごく楽になったので、後は楽しく踊ってくれば帰れる♪と思って、お風呂と柔軟をひたすらやって、リラックスしていました。」
フウ　「分かるー。自分もケアしてた。」
シズ　「夜は眠れましたか？」
フウ　「そんなに眠れなかった印象はないです。」
ユラ　「1日目の前日は眠れなかったです。」
ハツ　「私いつでもどこでも眠れるから大丈夫だった。（笑）」
フウ　「移動疲れで寝たかったです。」
一同　「確かに。」
フウ　「思っていたよりTXが長かったです。電車移動に慣れてなかったので。」
ユラ　「意外と長いですよね。」
ハツ　「しかもめっちゃ混んでた。田舎者にはきついわ。（笑）」
フウ　「キャリーとかの荷物もありましたしね。」

シズ　「少しさっきの質問と被りますが、試験直前の対策はどのようなことをしましたか？メンタル的なことでも大丈夫です。」
フウ　「緊張したら終わりだと思っていたので、緊張しないようにと思っていました。（笑）」
ユラ　「私は、どうあがいても緊張するって現役の時に経験したので、もうメンタルよりも、身体が動けるように準備していました。タイシンの直前講習で、何を食べて何度のお湯に何分つかると良いみたいなのを教えて頂いたので、それを信じてやっていました。（笑）」
フウ　「そういうのにすがったら心も少し楽になるしね。（笑）」
ユラ　「はい。（笑）」
ハツ　「私は、実技の直前は、みんなと喋って緊張を紛らわしてたかな。もう模試とかで会ってた人多かったから。なんなら試験中も同じ列にいたミリとずっと喋ってたわ。（笑）」
シズ　「私らハイタッチとかもしてたよ。（笑）」
ハツ・フウ・ユラ　「えー（笑）」
フウ　「実技の直前は友達と、じゃあ頑張ろうねって励まし合いながらやりました。その方が気持ちが引き締まりました。」

シズ　「ちなみに、アクシデントとかありましたか？」
ユラ　「ひとつやばいのあります…。」
一同　「何！？（笑）」
ユラ　「現役の時、ゼッケン忘れました。（笑）」
一同　「あー（笑）」
ユラ　「もうそれで、ボロボロですよねメンタル。（笑）」
シズ　「フウは何かあった？」
フウ　「アクシデントではないんですけど、帰りの循環バスが混みすぎてて、全然乗れませんでした。」
一同　「あー。」
ハツ　「めちゃくちゃ混んでたよね。バス停もよく分からなかったし。」

シズ　「では、良い時間になってきたので、今回はここらへんでお開きにしましょう。貴重なお話ありがとうございました。」

次回予告「一般生対談②」

受験生応援企画「一般生対談①」