つづき




その後、Aさんとは数回病院でお会いして、短い時間ですがお話をしたりしていました。




Aさんと出会って1年も経っていなかった頃だと思いますが、やはり声をかけられお話をしている時。




私は不思議とこんな話をAさんにしたんです。




『亡くなった赤ちゃんの魂はお母さんの所へ戻って来るんですって』




『元々次に生まれる為に、早く神様の所へもどらなきゃいけなかったみたいです』




『でもそれは、あなたの元かも知れないし、娘さんの所かも知れないと』




『あなたが望むかたちで、強く産まれてくるみたいですよ』




『その赤ちゃんを生まれ変わりだと、亡くなった赤ちゃんの変わりとして、見ないでほしいと』




そんな話をしました。




何故かそんな事をペラペラと話したんです




不思議です。





それからずっとAさんと出会う事もなくなり、そんな話をした事も忘れ、Aさんの事もすっかり忘れたある検診の日




『こんにちは』と声をかけられ、振り返るとそこには・・・






赤ちゃんを抱いたAさんが立っていました。




お話を聞いていると、私が不思議な話をした後、すぐ妊娠をした事、妊娠していたのであまりこの病院へは来なかった事、(小児医療センターなので、伝染病の子供もいたりするので)

私が話したとおり、望むかたちで、子供が産まれたこと。




そんな事をききました。




私、びっくり(οдО;)




Aさんが望んだかたちは、自分の元へ元気な男の子の赤ちゃんを授かりたいと思ったそうで、望み通りに元気な男の子が産まれたそうです。




ね、不思議な話でしょ。




その後、Aさんに病院から家が近いので遊びに来て、色々話を聞いて下さいと頼まれましたが、最初に書いた通り、私には何の力も無いので、お断わりしました。



何となく直感的に、私が何か言ってハズレたら逆恨みされそうって、思ったので。




それ以来、もう数年Aさんにお会いする事は無くなりました。





検診へも曜日も時間もバラバラに行っていたのに、偶然出会うなんて、きっとその時に出会う運命だったのでしょうね。




不思議な話、人それぞれ感じ方も色々あったと思いますが、胡散臭いとかね(笑)
私に起きた不思議な出来事、今だに何故あんな事を言ったのかが一番不思議です(笑)