橋本治子の弁護士日記~仙台より~

橋本治子の弁護士日記~仙台より~

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仙台弁護士会所属。

耳が聞こえない・聞こえにくい親をもつ
聞こえる子どものことを
コーダと言います。
 
コーダ(CODA)とは
Children of Deaf Adults
の略です。
 
 
小さいころから
耳の聞こえない親と
健聴者との間の通訳を担っていて
そのことが負担になっていたり。
 
他の家庭とはちょっと違うぞと
気づいたときの戸惑い。
 
周囲から心ない言葉を
浴びせられることもあるようです。
 
 
”ぼくが生きてる、ふたつの世界”
コーダである五十嵐大さんが書いた本
 
ろうの両親から生まれたぼくが
聴こえる世界と聴こえない世界を
行き来して考えた30のこと
 
をもとに作られた映画です。
 
 
コーダをテーマにした映画は
最近では、2022年公開された
コーダ あいのうた
という映画があります。
 
アカデミー賞を受賞しているので
ご覧になった方も多いと思いますが
 
コーダ あいのうた は
アメリカの映画で
両親、兄が耳が聞こえない中
家族でただひとり耳が聞こえる
女の子(高校生)の物語。
 
 
五十嵐さんの本は読んだことありませんが
コーダの映画見たり本読んだりしてたので
 
”ぼくが生きてる、ふたつの世界”
の内容もなんとなく想像でき
 
見に行かなくてもいいかなあ....
 
でも気になるなあ...
 
と思いながら
フォーラム仙台に行きました。
 
 

 

結論。

 

見に行ってよかったです。
 
 
五十嵐大さんは宮城県ご出身です。
 
 
映画の舞台は
宮城県のどこかの港町という設定。
 
 
耳の不自由なご両親に
子どもが生まれるところから始まり
成長し大人になっていく過程を
辿っていきます。
 
 
見ていただきたいので
詳細省きますけど
映像の力ってすごい。
 
 
子どもの立場
母親の立場
父親の立場
映像見ながら
自分の心情が入れ替わります。
 
ウキウキしたり
切なくなったり
呆然としたり。
 
 
五十嵐さんは
私より10くらいお若いようですが
小学校の様子
自宅の様子
祖父母の様子など
昭和の時代を思い起こされ
懐かしい感じもしました。
 
 

 

わたしが知らないだけで
わたしの知人
わたしと今日すれ違った人の中に
コーダと言われる人が
いるかもしれない。
 
海外の映画のように
どこか遠くの世界の話ではなく
わたしの身近にいる人の話だと
受け止めることができました。
 
 
 
上映始まったばかりですが
お早めに足運んでみてください。
 
 
撮影、宮城県内で行っていて
ここどこかな?
と想像しながら見るのも一興。
 
 
なお、わたしは字幕版を見ました。
 
字幕を見ていて
耳が聞こえないって、こういうことか
わかってなかったなー
と思ったことがありました。
 
字幕版、よいですよ。
 
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