それでもボクはやってない
(07/01/24)
CAST:加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、役所広司
結構前に宣伝見てからかなり楽しみにしてた作品
痴漢の冤罪の話なんですけど、これ、すっごい苛々しました!!!!www
本当に
勿論私は冤罪なんて受けたことなければ取り調べすらされたことないですけど、実際にこんな感じなんだろうなぁと思いました。
それぐらい、リアリティがありました。
主人公金子徹平役の加瀬亮くんの演技が結構好きで、上手いなぁって思いました。
駅で急に女子中学生に袖をつかまれて「痴漢したでしょ」と責められ
訳のわからない男に「痴漢したよね?」と意味不明に責められ
ちょっとした騒ぎに発展しそうになったら駅員がきて、「話は駅長室で」と言われついていくと、警察に通報されて、即連行
ろくに話も聞かれず、「その人は痴漢じゃない」と言いに来たOLは追い返され、駅長室のドアは閉められる
パンフレットを読んでわかったのですが、徹平が女子中学生に袖をつかまれた時点で私人による逮捕をされていて、「話を聞くから駅長室へ」というのは、その犯人を確保するために言うだけで、実際はそんなことは目的じゃないらしいですね
なんだそれ
じゃあ、訳わかんないまま駅長室に行ってはいけないということかな?
警察での取調べも、最初から「やったんだろ。金を払えば釈放だ」といういい加減なもので、非常に腹立たしかったです。
やけに態度がでかいし
ただ、本当にやった人もいるし、そうでもしないとだめなのかもしれないけど
途中で出てきた本当に痴漢をやったおじさんは、最初はしらばっくれていたし
そういう人がいるから、何もしてない人までそういう不当な扱いを受けなければいけないのですよね
結局最後まで否認を続けた徹平は控訴されて、裁判に
女子中学生は本来被害者だから可哀想、なはずなのに、観てて非常に腹立たしかったww
だって、言ってること嘘なんだもん
痴漢されたことは事実なんだし(他の人)、嘘ついたってしょうがないのに
何が何でも犯人にしてやる、って感じがして嫌でした
瀬戸朝香さんが演じる、須藤弁護士
最初は「痴漢は嫌いです」とか「本当にやってないんですか?」とか言ってかなり弁護を嫌がっていたのに、いつの間にか熱心にやってくれてました。
この心境の変化が、流れとは直接関係ないからだろうけど、ちょっとわかりにくかった
いつの間に味方になったんだよ!と思いました。
裁判官が途中で変わるっていうのは、よくあることなんだそうですね
ちょっとびっくりです。
まぁ、公務員だからしょうがないですね
最初の裁判官が凄く正義感の強いいい人で、証言もちゃんと聞いてくれて感じが良かったのに、途中から変わってしまってかなりがっかりでした。
小日向さんの笑顔が非常に憎かったwww
結局徹平は有罪になってしまって、「この判決に不服な場合は控訴することが出来ます」という説明のあと、最後「控訴します!」で映画が終わります。
こっちとしては、「えぇぇえ!!!?(゚Д゚;)」って感じですよwww
だって、絶対無罪を勝ち取って終わってくれると思ったから
だからタイトルが「それでもボクはやってない」なんですね
こっちも「やってないのに!!!」って思いました。
苛々する映画だったけど、とても面白かったです。
テンポも良くて、2時間半があっという間でした。
興味のある方は是非、見てみてください。
パンフレットに33の質問とかいうコーナーがあって、質問に対する答えが書いてあるのですが、とても勉強になりました。
パンフレットこんなに真剣に読んだの初めてだwww
うん、加瀬亮くん良いよ(○´ω`○)
でも、ストーカー(ハチクロ)に痴漢に、大変だなぁ(笑)