10年前の話。 

 
10年前の子育ては、息子11歳。小5。ほとんど学校に行けていなかった頃。
 
イライラする恋愛(不倫のことね、苦笑)をきっかけに、わたしと息子の親子関係はガタガタだった。常にイライラしているから、そんなことに関係ない息子にもイライラしてしまう。ひたすらその悪循環。
それをどうにかしたくて、息子が小2の時からわたしは心理を学び始めた。
 
親子関係を良くするためではなく、どうして不倫の恋なんか選ぶのか、わたしは何をどうしたらこの状況から抜けることができるのか、そのヒントが欲しくて始めた学びだった。
 
 
その学びのおかげで、息子が学校に行くことを嫌がった時も頭の中では上手に対処できたが、心はいつも不安定で、わたしが不倫なんてているからこうなっているだと常に自分を責めて責めて責めて生きていた。
 
だからこそ、10年前のこの時期は、とにかく自分の感情と向き合うことに集中した。頭で理解していることをしっかり心に落とし込む作業をひたすらやった。
 
息子を無理矢理でも学校に行かせようとするわたしを観た。不倫のイライラと何がどう関係するのかを観た。とにかく内観した。たくさん悩んだし泣いたしムカついたし、でも、どうにかしたかったから必死にやった。
 
 
子供の成長と共に考えること(時には悩み)は変化していくけれど、内観を続けているからこそ『今この瞬間に必要な選択』が迷いなくできるようになるし、我が子に対してあんなにイライラしていた自分を懐かしく思う。
本当に勉強始めて良かったし、続けていて良かったって思う。
 
 
子供のためとか家族のためとか、きっかけは何でもいいと思っていてね。
自分はどんなふうに生きたくて、そのために必要な『磨く部分』があるのだとしたら、じゃあいつから磨くのか。
照れ
  
 
 
わたしは、当時お世話になった心理セラピストさんが伴走してくれていたから、ここまでできた。
今は独り立ちしたけれど、でも、あの時から長年教わったことは、わたしの中にブレずにあるし、あの時お世話になったセラピストさんたちには、今でも感謝の想いで溢れているし、思い出すと泣いちゃうくらい大好きでね。
 
セラピストさんにムカついたこともたくさんあったし(笑)、キレたこともあったし(笑)、でも、それも必要な過程だと見守り続けてくれた愛の塊にね、今でも護られている。
 
 
『幸せになる』って、体感覚だからね。
研ぎ澄まそう、本当の幸せを知るために。
わたしはこれからも磨き続けるよ。