パートナー(彼や配偶者)に、
「オマエといると安心するよ」
「オマエが居ないと寂しいんだ」
と言ってもらいたくて、
彼が安心できるような空間を作ることを心掛けるし
彼が喜んでくれるような物(料理やプレゼントなど)を用意するし
彼が嫌な気持ちになることがないように気遣い上手を目指す。
そうすることで、彼に私の存在を植え付けることで、彼にとって必要な私になれるから。
「オマエじゃなきゃダメなんだ」って言ってもらいたくて、言ってもらえるように、出来ることは頑張る。
そんなふうに、無意識で彼に対して『王様扱い』をし始める。
そのうち彼は、
彼女が俺のために安心できるような空間を作ることを当たり前だと思うようになるし
彼女が俺のために喜んでくれるような物(料理やプレゼントなど)を用意するのは当たり前だと思うようになるし
彼女が俺を嫌な気持ちにさせることがないように気遣い上手でいるのは当たり前だと思うようになる。
しかし、彼女が無意識で行なっているソレは、彼女からしたらそんなつもりはないから、何かが噛み合わなくなっている現状に不満が募り始める。そして、不安も大きくなる。
そのうち、
彼が安心できるような空間を作ることが出来ないのは私のせい
彼が喜んでくれるような物(料理やプレゼントなど)を用意できないのは私が悪い
彼が嫌な気持ちになることがないように気遣い上手でいられないのは私がダメな女だから
と、自分で自分を責めるようになる。
それ、違うよ。
彼といることで、私が安心できる心の状態を作ることができているのか
彼が喜んでくれる顔を私が見たくて、物(料理やプレゼントなど)を勝手に用意しているだけ
私が嫌な気持ちになることがないように私自身に気遣いが出来て初めて、他人(パートナー)と一緒に居る時の『本当の気遣い』が出来る
んです。
相手が私をどう思っているのか、ではなく。
今のパートナーといる私は、心から安心出来ているのか。
恋愛も結婚も人間関係も、全てそこです。