少し前の話。
 
 
 
練習したいあることがあったの。
それをするためにわたしが練習相手になってほしいなと浮かんだ顔は、Aさん。
 
 
Aさんは都内にお住まい。
わたしが都内に出掛ける予定に合わせて練習相手をしてほしいってお願いしたの。 
 
快諾してもらって、よし!と気合いれたのが、7月初旬のこと。
 
 
 

 
 
それから約2週間が経ち、約束の日。
 

 
お願いはしたけれど。
2週間前は何とも思わなかったけれど。



 
なんか…なんだろうなぁ…気が乗らないなぁ…
 
 

って、朝からスッキリしない感覚があったの。
 
 

 

都内で用事を済ませ、Aさんと約束した待ち合わせ場所まで向かうんだけど、気が乗らないのはやっぱり気のせいじゃなくて。
 
 
 

 

 
さあ、ここよ。
ここなの。




今までのわたしなら、
「約束したし、Aさんに時間作ってもらったし、わたしも都内まで来たし、そもそも言い出しっぺはわたしだし、とりあえず練習しないと…」
って考えて、
本当は全く気持ちが乗っていなくても何とかやっていたの。
 
 
 


 
でも。
あの日は違った。
   


「もしAさんが楽しみにしていて怒られたとしても、『どうしても気が乗らなくて、練習は無しにしたい』をちゃんと話そう」
って思ったの。
 
 
 




 
んでね、正直に話したんだ。
 
 
 
 
 
そしたらね、、、、
 
 
 
 
 
「あー、そうなんですね。
実は、私も『そうかあ、今日やるんだったなぁ。今日かぁ』って今朝思って、しっくりきてなかったんですよ」
って



 


びっくりびっくりびっくり







90へえくらい、驚いた。
 
 
 
 
 
 




☆ ★ ☆ ★ ☆
 
 
 
 
 
自分の気持ちを誤魔化すなんて技、いつから身についたんだろうね。
  
 


本当は悔しいのに、泣きたいのに、何事もなかったように気持ちを隠した、あの時からかな。
 
本当は抱っこしてほしかったのに、妹に弟にお父さんお母さんの膝を譲ってあげた、あの頃からかな。
 
 
 


悲しい を
寂しい を
悔しい を
そうじゃない を
ボクが言いたいのは を
アタシが言いたいのは を
 
伝えきれずにゴクンと飲み込んだあの日から、自分の気持ちを誤魔化して
 
 
笑ったり
気付かないふりしたり
平気な顔したり
 
が上手になったね。なっちゃったね。 
 
 
 
 
 
そんな特技は、やめていいんだ。
だってさ、そんな特技、履歴書に書けないもんねウインク