二人以上のきょうだいの長子って、甘え方がよくわからないんです。
妹または弟を見て、「甘える」という行為がこういうことなんだとは知るんだけれど、同じことをしようとすると、
「ほら、お兄ちゃんなんだから」とか
「お姉ちゃんだから我慢して」と
親に(特にお母さん)言われるので、
「あ、そうかそういうものなのか」
と子供なりに学びます。
小中高では、「長子」「真ん中」「末っ子」「一人っ子」など、様々な立場の子どもたちでクラスが成り立つので、
それぞれの立ち位置が何となく決まり、何となく学校生活が回っていきます。
長子は、何となくみんなのお世話する立場になったり。
一人っ子は、特にみんなとつるまなくても居ることができたり。
女きょうだいの中の末っ子長男は、家で女子に囲まれているから女性との関わり方(交わし方とも言う)が自然と身についたり。笑
もちろん、家庭環境で変わるので、あくまでもこれは例えです。
でね、長子の話。
甘えているきょうだいは見てきたけれど、実際に甘えることをあまりしていないから、
大人になってから知るんです、気付くんです。
「甘えるって、どうやって???」
って。
だって、
今までは妹や弟が先で、私は後回しにだったのに。
私が一番に甘えるの?
…どうやって甘えるの?
甘えると怒られるでしょ?
「そのくらい自分でやって」って。
だから、
自分で出来るようになったし。
自分で出来るようにしてきちゃったし。
そうだよね。そうなんだよね。
甘えないでいれば『いい子』『手のかからない子』で親に褒められてきたんだもん、
今更『甘えていい』って言われても、わかんないよね。
だからね、まずは、
「甘え方がわからないから甘える練習させて」
って、友だちに、彼に、旦那さんにお願いする練習から始めてみてね。
そのお願いが言えたら大丈夫。
それが既に「甘える」行為だから