わたしが体験したことだから、言える。
ゴハン頑張って作れば、変わってくれるかもしれない。
晩酌のビールを本数増やせば機嫌良くなるかもしれない。
口ごたえしなければ怒鳴られないから。
乗りたがっている車買えば、毎日機嫌良いのかもしれない。
その分、わたしの小遣い減らせばいいだけだし。
今ならね、「アンタ、誰のために生きてるのよ」って突っ込めるんだけど。
16年前は、
これ「で」いいんだと思っていたし。
これ「で」幸せになれるのならと思っていたし。
好きだから一緒にいるために耐えるんだと思っていたし。
耐える=愛だと思っていたし。
いろいろ嫌なことあるけれど、好きだから一緒にいたいし、
彼が変わってさえくれたら、何も不満はないもん。
うん、いいんだよ。
それならそれでいいの。
ただし、
これからも今と同じ生活を続けるのならば、
この先二度とパートナーのことを愚痴るなよ。
誰のせいで、とか
誰のために、とか
誰かが
誰の
誰に
…
生きる基準を、誰かではなくあなた自身にしない限り、不満も不安もなくなりません。
好きだからこそ、
長く一緒に居たいからこそ、
ぶつかる時はぶつかる。
言いたいことも言う。
怖いさ。
ものすごく怖いよ。
けれど、一緒にいたいのなら、
1ミリのモヤモヤも見逃さない自分になって。
1ミリのモヤモヤも誤魔化さない自分になって。
今までの「見なかったことにする」「気付かなかったことにする」を、いつまで続けるのか、なんだ。
ぶつかって
ぶつかって
泣いて
泣いて
それでもぶつかって
万が一お別れになるのなら、それはもう仕方がないこと。
どうして私の気持ちをわかってくれないのよお!!
って…わからないよ。
あなたがあなたのこと、
あなたがあなたの心の中の声を、
あなたがわかってないもの。
自分の心の声を聞くためには、相手と話さないと。
自分の口から出てきた言葉を自分で聞いて初めて、
「私、こんなコト思っていたんだ」
って知ること、たっくさんあるからね。
あなたが「嫌われたくないから」とカッコつけて相手と関わっている限り、相手も本音は見せません。
何がどう不安なのか、ちゃんと伝えてみようよ。
思い過ごしだってこともあるよ。
気になったその場で「聞いてみる」こと、しようよ。
後回しにするから、どんどん不安が大きくなるんだから。
不安が嫉妬に変わる前に。
嫉妬は、あなたの顔すらも変えてしまうから。