子供の頃、母親によく言われたセリフの一つに、「ほら!だから言ったでしょ!」があります。



「ほらみな!だから言ったでしょ!お母さんの言うこと聞かないから!」

「ほら!だから言ったじゃん!ったく余計なことして!」




そして大人になった今、

「ほら、だから上手くいかないんだよ」って、無意識で自分に言う自分がいます。





お母さんの言うことは絶対だった幼い頃は、

お母さんにそう言われると、全部そうなる気がするから、余計にね。苦笑



お母さんにそう言われると、その言葉は魔法の呪文のように頭に心に「イヤな味で残る」。



そして、お母さんの予言(?)通り、笑

「ほらみなさい!」という出来事が起こり、怒られる。苦笑





だから上手くいかないんだ

だから私はダメなんだ

だから私は怒られてばかりなんだ

だから私は愛されないんだ

だから他の兄弟ばっかりかわいがるんだ

だから何をやっても失敗するんだ


だから


だから


だから





「だから」という言葉が悪いわけではないですよ。



「だから」という接続詞は、『前提』があって使う言葉。

その『前提が何なのか』が重要なわけです。



上手くいかなかったことに対して使うのか

上手くいったことに対して使うのか




つい、うっかり、クセで発言しているのは、

「上手くいかなかったことに対して使う」ことが多い気がしています。





だけどね、大丈夫なんだ。


根拠なんてないけれど、大丈夫なんだ。




接続詞を変えるだけで、自分の心の矢印の向きが変わるんです。







心の中にいるあの時のお母さんが「だから言ったでしょ!」

って怒っていても、


「だけど、私はもう大人だから自分で決めるんだもん!」

って、言っていいんだからね。