現在、新しい義足での歩行調整中にっこり




同じように作ってもらっても、どこかどうか違うから、慣れるまでに少し時間がかかり。


ましてや、今までのが8年程お世話になっていたので、

履き癖というか、

慣れというか、

どうしても、今までのが「履きやすい」と思ってしまうけれど、

今まで履いていたのは、だいぶ前から「疲労骨折状態」で、いつ壊れてもおかしくないしね。




で、昨日の名古屋の帰りは、ちょっと足が痛くて、片杖使って歩いていたんです。





その時、ふと思ったことがあって。




こんなふうにゆっくりと、一歩一歩をしっかり踏み込みながら歩いたの、いつからしていなかったかなーって。




義足の生活になってから、もうあっと言う間に10年が過ぎ。


片足なくても、不便なことはあるけれど、不自由ではなくて。



周りにもたくさん助けてもらって、

そんな中で心の勉強をし始めたから、余計にどんどん前に進みたくなって、



意識がどんどん前へ前へと急ぐようになり、

歩くペースもどんどん早くなり、


気付けば、この10年は本当にあっと言う間に過ぎた。





どん底にいた時は、

いつまでこれが続くんだと、毎日毎日生きている気がしなかったのにね。



ウソみたいだけれど、こんなに生きやすくなった今が在って。





今までは、そのペースでよかった。


気付いた昨日からは、ペースを変えよう、いや、変えなければと。




なぜなら、10年前のわたしでは、もうないから。





あの時のわたしが居たから、今のわたしが居る。


だから、

あの時のわたしを消すのではなく、土台にするの。


あの時の思い、踏ん張り、乗り越え作業があったから、今なんだもん。





片杖でよちよち歩く姿を見て、二度見する人もたくさんいるし、笑う人もいるでしょう。


かわいそう とか。



あ、

がんは風邪のように移る病気だと思っている人もいて、

あまりの知識のない大人たちに、あたしゃビックリで。苦笑





急いで生きてきたのもわたしでね。

もうゆっくり歩いていこうって決めたのもわたしでね。


そんなわたしのそばにいてくれるみんなが、わたしの宝物でね。




生きてるって、丸儲けなんだよ。

本当に。







ちなみに、

わたしが大好きな

「宣誓!我々選手一同は、スポーツマンヒップにもっこり」は、

わたしのネタではなく、TIMのネタですから。



さすがみかちゃん!

とか言うな。大笑










☆病気のことを綴っています。