自分のために綴っています。
6.どうしてうちの子は足を切断して、みかちゃんは足を残せるんだ?!
http://ameblo.jp/tsukiakari-hoshinohikari/entry-12058040929.html
病気の発見は遅かったものの、
抗がん剤との相性が良く、人工関節を入れることで足を残すことができた。
ただね、人工関節には寿命がある。
初めに言われたのは、大体7年くらいで、人工関節の入れ替え手術が必要になる。
ということだったのだけれど、
痛みがひどいからと膝を曲げなかったり、
とにかく姫のように右足を大事に大事に守ってきたので、
7年と言われていた交換時期が、倍の14年!
まで、右足が頑張ってくれたの。
異変が起きたのは、やっと離婚できてしばらくしてから。←「やっと」って。笑
右足の一部が、赤く硬く腫れあがり、熱を持っていて鈍痛がある。
すぐ病院に電話して、状態を話し。
丁度1ヶ月後が、年に1度の定期検診だったので、そこまでは様子を見ようと。
で、定期検診の日。
・・・・・即、入院。爆笑
細菌感染してしまっていて、膿が足の中に溜まり始めていたの。
だもんで、一度足を開けて、消毒をする必要があり。
え?
会社は?
てゆーか、子供は??(まだ2歳前。)
仕方ないよね、身体が元気じゃないと、これから先なにもできないもん。
会社に連絡し、
母にも連絡し、
んで、何が困ったって、入院セットがない。
・・・こういう時に頼りになるのが、病院で出会った戦友。
戦友は、割と病院に近い所に住んでいて、結婚後も、病院から数十分の所に住んでいたので、
「お願いがあるの、、、、、入院セット持ってきて。」
と電話し。笑
「入院セット」の言葉だけで必要最低限の物がわかるのは、やはり経験者だから。
その後も、入院中は洗濯物のお世話をしてくれて、本当にありがたかった。
それでね、約1ヶ月の入院になり、消毒し、退院したんだけれど、、、、
細菌感染してしまうと、やはりどこかに菌が居やがって、膿が止まらない。
止まらないまま、わたしは、翌年の定期検診まで1年放置。←ものすごく叱られた・・・
で、案の定入院。苦笑
足を開いて消毒するものの、膿は止まらない。
もう限界だという主治医の判断。
「みかちゃん、①新しい人工関節入れるか、②膝回転形成術にするか、③膝上から切断か、どうする?」
と主治医から聞かれ。
「えー、もうばっさりやっちゃってください。」
と答えたわたし。
理由は、もう手術がイヤだったから。
何度も何度も何度も・・・・・
手術がもうイヤだった。
人工関節を入れたら、足は残せるけれど、また入れ換えの手術が必要になる。
そうすると、また手術。
もう手術をしなくていい方法を選びたかった。
傷が増えるとか、そういうことはどうでもよかったの。
別に傷がたくさんあっても、それが闘ってきた証だから。
ただ、手術がイヤ。
それだけ。
「リアル」っていう車イスバスケの話、知ってる?
その主人公の戸川清春と同じ足。
だからね、正式には義足とは言わず装具なんだけれど、
そういう説明が面倒だし、義理の足なので、義足と言っています。
ちなみに、戸川清春にはちゃんとモデルがいてね、そのモデルは、わたしと同期の戦友だよ
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脱線した。
で、30歳になる年に、義足という相棒が現われ、新しい生活が始まった。