不安を手放し、心の軸を強くする

話す声のボイストレーニングの生徒さんの
約7割の方は何らかの
リーダー的役割を担っている方、経営者の方。
そんな皆様から、
「動じない、堂々とした自分になりたい」
というご相談をよくいただきます。
しかし、誰もが常に自信に満ち溢れているわけではありません。
多くの人が、不安や緊張を抱えながら日々を過ごしています。
では、どうすれば強い心、心乱れない人になれるのでしょうか?
私は、「不安、心配、緊張、リラックス、嬉しい、楽しい、幸せ」
これらの感情は、全て等価値であり、同じものだと考えています。
ただし、人によって、不安や心配を探し求める人生を送っている人は、
その脳の神経回路が太くなり、より怖がり、心配性になります。
逆に、嬉しい、楽しい、幸せを探して見つけようとして生きている人は、
その脳の神経回路が太くなり、ポジティブな感情を感じやすくなります。
そこで私は、皆様に、目の前に現れる様々な事象に対して、
些細なことでもいいので、感情を動かし、
動いている感情を感じること に慣れてほしいと伝えています。
そしてそれらの感情を感じられている自分は今正常な状態にいる
と強く確信を思ってほしいのです。
人は、全く無の状態にはなれません。
だからこそ、普段から感じる感情を、
プラス、マイナスに関わらず、感じることを習慣化することが重要です。
感情を感じること、そしてそれを受け入れること。
それが、心の軸を強くし、
どんな状況でも動じない自分になるための第一歩です。
具体例:
- プレゼン前の緊張: 緊張を感じたら、「今、緊張しているな」と心の中で呟く。緊張を受け入れることで、落ち着きを取り戻せる。
- 部下のミス: イライラする気持ちを抑えず、「イライラしているな」と認める。感情を自覚することで、冷静な対応ができる。
- 目標達成の喜び: 喜びを噛み締め、「嬉しいな」と心の中で繰り返す。ポジティブな感情を味わうことで、さらなるモチベーションにつながる。
日常の些細な例:
- 朝のコーヒー: コーヒーの香りに、「ホッとするな」と感じる。小さな幸せに気づくことで、心が満たされる。
- 満員電車: 「少しイライラするな」と感じたら、深呼吸をする。感情を認めることで、冷静さを保てる。
- 夕焼け: 美しい夕焼けを見て、「綺麗だな」と感動する。感動を素直に感じることで、心が豊かになる。
これらの習慣が身につくことで:
- 不安や緊張に悩まされず、自分らしく、堂々と生きられる
- ポジティブな感情を引き出し、心の軸を強くできる
- 動じない心を育み、リーダーシップを発揮できる
不安や緊張に悩まされず、自分らしく、堂々と生きるためのヒントを
これからもお届けしていきたいと思っています。
感情を感じること、そしてそれを受け入れること。
それが、心の軸を強くし、
どんな状況でも動じない自分になるための第一歩です。