音楽の仕事をしてると「好きなことやってお金もらえていいねぇ」なんて言われますが、そんな単純、簡単なことではありません。
好きなことを仕事にすると、それが仕事となって、好きではなくなるかもしれない、好きでいられなくなるかも、ということを考えなければいけません。
ま、好きなことばっかやっている人もいますけど、その分お金で苦労をしてるような気がします。
見栄とかプライドとか...そういうの関係なしで、仕事はお金を稼ぐことなのです。
自分の好きなことばかりしていてはお金は稼げないのです、お小遣いくらいならなんとかなるかもしれません。
売れてるアーティストさんでも、例えば番組のテーマ曲を作ってくださいと言われたら、やはりそれに見合う、その番組に合う曲を望まれるはずです、好き放題やっていいというわけではないと思います。
イチロー選手もなんかの番組でそういってました。仕事にするとそれが純粋に好きではいられなくる、と。(言い方はこうじゃなかったかもしれませんし、解釈も僕なりなので違っているかも。)
仕事にするからには常にスキルアップしなきゃいけないし、スポーツならトレーニングや自己管理も必要とされる。決して楽しいことばかりではないと思います。
音楽にしても、つねに新しいものを、必要とされるものを書き続けないと仕事としての継続性が断たれてしまいます。
サラリーマンはサラリーマンで辛さがあると思いますが、フリーランスもある意味フリーですが、大変なのです。
他人の嫌なこと、できないことをするのが仕事だと思っています。
好きなことやっているのだけでは、それはごっこ遊びと変わらないのです。