ピュア。
昨日、とてもとても嫌な事があった。
自分の幼さが悔しかった。
どうする事も出来ないから
ただただ、私は探していた。
あなたと、あなたがいる場所を。
こぼれる涙を紡ぎながら。
そんな時、私の前をあるく少女とそのお母さん。
小さな少女は、何か不満に思ったらしい。
突然お母さんの手を振りほどき
「ばか、ばか、ばか!もう おはな ふんでやる!」
なんてピュアなんだろう。
道の脇に咲いた小さな野の花たちは
踏みつけられた。
ただ、踏みつける少女の怒りを受け入れた。
道の脇の小さな野の花たちは
小さな少女の純粋さを守ったのかもしれない。
大人になると、お花を踏みつけたりはしない。
その代わり、自分だけの大切な人を
ピュアな自分を受け止めてくれる誰かを探す。
大人だって、あの少女と何も変わらない。
春、散りゆく花びらはひらひらと時を刻む。
砂時計のように
少しずつ、少しずつ、ゆっくりと。
生き急ぐ私に、少し立ち止ることを教えるように。
