やっと読めた。

ニッカウイスキー創業者である竹鶴政孝の半生を描いた小説。

9月からの朝ドラのモデルとなったからか、いつの間にか復刊していた。

森瑶子の望郷では、リタの視点から。
この小説では、政孝の視点から。

が、これは正直、望郷には及ばなかった。

そこはやはり、竹鶴政孝という人物を語る上で、愛抜きには語ることができないからだろう。

日本人男性は愛を語るのが下手だと聞く。
まさに、そういう感じではないだろうか。

読み物として、面白いかどうかで言えば面白い。
しかし、ウイスキーに対する愛、夫婦間の愛を感じられるのは望郷のような気がする。

が、それは望郷を先に読んだからかもしれないし、久々に本を読み、読み方を忘れてしまっただけかもしれない。

さてはて、朝ドラはどんな話になるのか。






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