この手の小説はどうしようもない。

社会の闇の部分はいつだってそうだ。
重なっているにも拘らず決して認識出来ない。

ここで語られる現実は私も目の当たりにして来たし、嫌な話も良く聞いた。

結局、何が出来るかに尽きる。

何も出来ないと、目を閉じて、重りの様な現実を心に沈めて、受けとめたという事で終わりにしてしまう。

なら、何が出来るだろう。

不毛な論争になってしまうが、それこそ、子供達を買う人間の方がその部分に関して経済活動に参加している分まだましなのだろうか?

もちろんそんな事はないけれど、そのシステムを容認してしまっている世界こそが既に、悪である。

生活の潤いを物質に求めるなとは言えないが、これらの闇に対しての声明をあげない事は、認めている事に他ならない。

だからこそ、何かをしなければならない。
その何かは人それぞれだろう。

明日から変わる目標もあるだろうし、一年先に焦点を定める事もあるだろうし、百年先も無駄ではない。

それでも、きっと、
世界は変わらない。

だから、変えるんだ。



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