なんだか、最近サボり気味。

ここ数日の寒さに動きが鈍っているのかもしれない。



さて、世界的に有名な安藤忠雄が世界一有名な建築家コルビュジエを語る。

写真も多く、とても平易な文章でコルビュジエの足跡を追ってくれる。

中でも安藤氏がコルビュジエのアトリエを訪ねた際に、一か月前に亡くなっていたという部分は

自分の中でなぜだかとても印象に残った。

そこで、交わっていたらもしかしたら世界の安藤は生まれていなかったかもしれない。


晩年の傑作。ロンシャンの教会ではコルビュジエと言う人間が爆発する。

安藤氏は訪問した初日その光の洪水に1時間と耐える事が出来ず、外に出てしまったという。

それほどの建築力を持った建物とは一体どんなものなのだろうか。


少なくともそれは建て売りでは経験できないし、ましてや、日曜大工でも追い付かない。


建築家の仕事とは勇気を持って行動すること。

その勇気を裏打ちする様々な知識や経験。


建築家になるために不必要な素養はなんですか?


恐らくそんなものはない。

だから、建築家の道を進むのはひたすらにいばらの道何だと思う。



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