こういう超絶な感性をもっている人を個性的とか言っちゃうから『個性的』と言うのが
大げさにとらえられてしまう気がします。
なんにせよ、ガウディはやはりものすごい。
恐らく唯一無二の建築家であろう。
ただ、その建築が素晴らしいとか住みたいとかになってくるとちょっと違う。
純粋にガウディの建築であって、他の何物でもない。
そこに何か自分の好みを求めるのではなく、
あるものに囚われていく。
この著作では触れられていないが、
『西のガウディ、東のレヒネル』とガウディと比肩する建築家がハンガリーにいた。
あまり知られていないし、それほど多くの建築を残しているわけでもないと思う。
それでも、ガウディほどアクが強くなくそれでも生命の胎動を感じられる建築を
作っていた。
けれど、やはり軍配はガウディに上がる。
何もかもが突き抜けている。
本の中で、うねりだ、動きだ、波打つだと表現し、樹木、植物、動物、生命と
ガウディの源泉となったものへアプローチしていく。
しかし、そういった自然のモノからガウディがインスピレーションを受けたと
言うだけで、そこまで深くは入らない。
当然、そこまで書いたら新書では収まらないだろうし。
少しだけ詳しくガウディを知りたい、彼の時代の背景を知りたい、同時代にどんな建築家
がいて、どんな作品を残して行ったのか、そんな事を広く浅く教えてくれる。
実際ガウディの本質的な部分には誰も迫れないような気がする。
すでにある事でガウディみたいと表現されてしまう建築も多くある。
鬼才、梵寿綱もその一人だろう。
けれど、彼の作品はガウディっぽく見える、彫刻作品ともいえるかもしれない。
形は似ているものの、目指しているものが違うとでもいえばいいのかな。
今後ああいった、鳥肌がたってしまうような建築は生まれるのだろうか?
どうせ、サグラダファミリアの完成を目の当たりに出来ないのであれば、
そんな新しい建築を見てみたいものだ。
願わくば、そんな建築を作ってみたいものだ。
不思議な建築―甦ったガウディ (講談社現代新書)/下村 純一

¥816
Amazon.co.jp
大げさにとらえられてしまう気がします。
なんにせよ、ガウディはやはりものすごい。
恐らく唯一無二の建築家であろう。
ただ、その建築が素晴らしいとか住みたいとかになってくるとちょっと違う。
純粋にガウディの建築であって、他の何物でもない。
そこに何か自分の好みを求めるのではなく、
あるものに囚われていく。
この著作では触れられていないが、
『西のガウディ、東のレヒネル』とガウディと比肩する建築家がハンガリーにいた。
あまり知られていないし、それほど多くの建築を残しているわけでもないと思う。
それでも、ガウディほどアクが強くなくそれでも生命の胎動を感じられる建築を
作っていた。
けれど、やはり軍配はガウディに上がる。
何もかもが突き抜けている。
本の中で、うねりだ、動きだ、波打つだと表現し、樹木、植物、動物、生命と
ガウディの源泉となったものへアプローチしていく。
しかし、そういった自然のモノからガウディがインスピレーションを受けたと
言うだけで、そこまで深くは入らない。
当然、そこまで書いたら新書では収まらないだろうし。
少しだけ詳しくガウディを知りたい、彼の時代の背景を知りたい、同時代にどんな建築家
がいて、どんな作品を残して行ったのか、そんな事を広く浅く教えてくれる。
実際ガウディの本質的な部分には誰も迫れないような気がする。
すでにある事でガウディみたいと表現されてしまう建築も多くある。
鬼才、梵寿綱もその一人だろう。
けれど、彼の作品はガウディっぽく見える、彫刻作品ともいえるかもしれない。
形は似ているものの、目指しているものが違うとでもいえばいいのかな。
今後ああいった、鳥肌がたってしまうような建築は生まれるのだろうか?
どうせ、サグラダファミリアの完成を目の当たりに出来ないのであれば、
そんな新しい建築を見てみたいものだ。
願わくば、そんな建築を作ってみたいものだ。
不思議な建築―甦ったガウディ (講談社現代新書)/下村 純一

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