ようやくブリッツページというものが見え始めました。

やはり、マジカルアイの感覚とソフトフォーカスと言うのは同じような感じのような気がします。
ってことは、フォトリーディングしてれば目が良くなるのかな?


さて、『7つの習慣』を読み終えた感想としては、とても面白かった。

いつもよりも多少時間がかかったのは本の厚みと固さが問題だったような気がします。
ぺらぺらと軽快にページをめくる事も文庫等の表紙の柔らかいものに比べるとめくりにくく、また、本の厚みがありすぎて、重心?が最初と真ん中と最後では全く違う点が読みにくかったところだろうか。

さらに言えば、『読んで』しまっている部分。例えば実際に会った話などはわかりやすくその章の話をまとめているので単純にのめりこんで読んでしまう事もしばしば。

計2時間くらいで日数でいうと三日間くらいかけて読みました。

ただ、面白かっただけだともしかしてこれを書いているのはちょっとませた小学生なんじゃないかと誤解される恐れがあるので、簡単にまとめてみよう。

前半と後半では扱っている『習慣』の種類が違う。まず、前半では自分自身について。

日常の様々なことに対して起こる自分の感情を制御出来ているか?出来ていないという事は主体性が発揮されていないという事になる。主体性が発揮されていなければ、リーダーシップをとることもできなくなるし、何よりも周りに合わせようとして自分を殺している事になってしまう。

ここでいう自分というのは決して『自我』の事ではない。むしろ、それと対極にある『我』の事である。
もっと自分を深く掘った時に現れてくる自分自身の生の姿。

そこから、目的意識を持って生活し、優先事項をきっちりと把握することで目的へ進むスピードが上がってくるという事が前半。

後半に入ると、自分から外へ目を向けることになる。

まずは『win-win』の関係、これは先に出たリーダーシップの事になるだろう。『win』とは勝つこと。そして、この図式は『自分-他人』と当てはめて読んで行く。

良く営業なんかで卑屈なぐらいお客に頭を下げて、ニコニコ笑って、飲み屋でクダをまく人がいるけれど、その場合は『lose-win』の関係に陥ってしまっている。

ここでは相互に勝ちを得る事がいかに重要で難しいかを教えてくれる。お客にへつらわずに営業することの難しさはやったことのある人間にしかわからないだろうが、『自分がここで我慢すれば契約が取れて、ノルマが達成できる。我慢だ我慢』と自分を虐げてしまうとただの卑屈な人間にしかならない。

そして社外でクダをまいてしまっては精神にとって何も得るところがないのは自明だろう。

次に、自分を理解してもらいたいならば、相手を理解しなければならない。

結局のところ、聞き方を上手くすると言う事になる。

相手の心開かせ、本当に話したいことを話させてあげられるだけの環境を作り上げる。
自分の立場でものをいう事の危うさ、単に相槌を打つだけの軽薄さによってどんどんと相手の心の扉が閉まっていくように思える会話例はすごく新鮮だった。

自分も聴き方が大変下手なのでここの部分はフォトリーディングそっちのけで読んでしまいました。

さて、つぎは相乗効果について。

これは人それぞれの違いを認めたうえで、その意見を殺したり、変えさせようとしたりしてしまうのではなく、互いに尊重しあい、そこから第三の案を出すようにしていくことで、より良い案が出てくるという事が述べられている。

そして、最後の7つ目では、『刃を研ぐ』。

まるで武士道のような印象を受ける大変好きなフレーズだ。

肉体を精神を知性を情緒を磨いていく努力を怠ってはならない。

自分と言う刃を錆びつかせてはならない。

人間と言うのは基本的に自分に甘い。
だが、その甘さを捨て、修練を重ねていくことでしか向上は望めない。

だからと言って、その修練は別段難しいものではない。上記の習慣を着実に身につけていく過程で常に自分自身を見つめなおし、方向性を修正し、また踏み出していけばよいだけなんだと思う。

若干、『自助論』から抜き出したみたいになってしまったが、仕方ない。
だって、最近読んだばかりだから…。


という事で、さすが売れている本だけあって面白かった!!!!

ちなみに自助論の方が単純明快。

7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー

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自助論―人生を最高に生きぬく知恵 (知的生きかた文庫)/サミュエル スマイルズ

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次は何にしようかな…。
では、新渡戸稲造『武士道』と岡潔『春宵十話』

武士道 (PHP文庫)/新渡戸 稲造

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春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)/岡 潔

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私ごとで恐縮ですがこの度構造設計の道へ進むことにしました。
何か良い本があれば是非とも教えてください。