今日は夜から夫の従兄弟の結婚披露宴。

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車で4時間かけて、アドリア海のある、実近のティレニア海とは反対側の海沿いの町へ向かう。
結婚式の度に洋服一式を新調しないと気がすまない夫。
神聖な祝いの場に、疲れた靴等では絶対に行きたくないという。
とはいえ8月の終わりのセール終盤のこの時期、まだ秋物も入荷していない一番在庫無しの時期てある。
7月頭からセールが始まるから、ちゃんと結婚式の準備をしといてね。
そう言って6月末に日本に出発していた私だったが、そもそも人混みが苦手な夫がセールになど出向くはずもなく。
ひと月以上も前に事を始めることなどもちろんなく、、、
大抵は1週間前にバタバタし始めるが、今回も例に漏れずそのパターン。
不幸中の幸い、デザイナーズアウトレットが目と鼻の先という距離なので(実はこれがいけないのかもしれないが、、) 洋服探しはサイズさえあれば簡単に終わる。
しかしその後の裾上げの問題( デザイナーズアウトレットではしてくれない)などまあ、出発ギリギリまで大変だった。
そして今回は娘のドレスで一悶着があった。
結婚式に着ていけるドレスはいくつかあったのだが、気難しい夫の趣味趣向に合わす、仲良しのシモネッタ店長に相談をし、写真を送ってもらって選ばせてもらったのが先週の金曜。
月曜には宅配業者に託すから、と言われて胸を撫で下ろしていたのも束の間、、、
火曜日 : 配達無し (通常は翌日に届く)
水曜日 : 運悪く朝から海に出向いた際に電話あり
(無駄足を避ける彼は、幸いに必ず電話をくれる)
”今日は生憎お手伝いさんも留守で家には誰もいないの。明日は一日家にいるから、お手数だけど明日お願い出来る?”
”もちろんだよ。では明日に!”
こんな時のために、時々やる必要のないチップをはずんでいる私だった。
しかし、、、
木曜日 : 1日待つも配達無し
流石に不安となり、夕方に運転手の携帯に連絡を入れる。
”今日、持って来てくれすはずではなかった?”
”そうなんだけどね。今日は僕の車には君の荷物はあてがわれなかったんだ”
もちろんそんなはずなどあり得ない事は100も承知である。
きっと今日は我が家方面には我が家の品しかなく、一つのためだけにこの僻地へ来るのが嫌だっただけ、そうに違いないことも。
しかし、敢えて笑顔を繕い優しく伝えてみる。
”実は箱の中身は娘のドレスなんだけどね、、、明日の午後にある結婚式に着せるためだけに買ったものなの。明日の午前に届かないと不要なものとなってしまうの、残念だけど、、、"
” 明日なら僕がなんとかするから、任せて!朝の9時半、10時には持って行くから!”
安堵に胸を撫で下ろし、電話を切る。
金曜日(今日) の朝10時半時点 : 配達無し
11時からは美容院の予約が入っている。
彼の携帯に何度か連絡を入れるも、今度は無言で切られる始末。涙
流石に怒りを通り越し、悲しくなる。
やっぱりね、イタリア宅配業者、、、
娘のドレッサーの中では一番見栄えのするドレスを取り出し、宿泊用キャリーバッグの脇に添える。
念のため、義理姉宅にいたお手伝いさんにお代を渡し、美容院へ出向く。
イタリアに来て学んだことは何だった?
他人に期待をしないこと
日本で当たり前のことを当たり前とは思わないこと
物事は自分の思い通りには決して運ばないこと、運んだらラッキーであること
何度も何度も頭の中で繰り返す。
金曜日(今日) の朝11時40分 : お手伝いさんから電話にてようやく荷物到着とのこと!!
彼女にきちんと事情を説明しておいたため、彼女の計らいでなんとか荷物を手にしてくれていた!
かの運転手、私の家のインターホンを鳴らさずに、なんと義理姉宅の方を鳴らしていたという。
( 確かにいつもは私が敷地外まで足を運ぶから、インターホンの存在が分からなかった?)
そして幸運にもそこにいた私のお手伝いさんがインターホンに対応してくれ、荷物を受け取りに門まで走ってくれたのだという。
教訓 :
イタリアで荷物が無事に届くこと=奇跡の連続ともいえる
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