<只今日本に一時帰国中>

6月から9月(学校により上旬から中旬)の長い夏休みとなるヨーロッパでは、その間に多種多様なサマースクールに通ったり、中、高校生ともなるとイギリスへ英語学習を兼ねてのサマースクールに赴いたりする。
残りの日々、、、特に8月などはあちらこちらに旅行へ連れて行ったりと、親の負担も半端ない。

夏休みの約半分弱を日本で過ごす我が家の場合、
日本の体験入学に入れてもらえるので、有難い限りではある。

昨年度は1年生のクラスにひと月ほど通わせてもらった娘。
訳もわからないままスタートし、クラスのみんなにマスコット人形のように可愛いがられ、恥ずかしがりながらも満更ではない様子でひと月を終えていた。
俳句にハマり全て楽しく暗記したり、学校後に通わせた算盤塾にもなんとなくハマりとあっと言う間のひと月だった。
唯一嫌だったのは給食だったとか。


” みんなが夏休み中なのに、なんで私だけ学校に行かなくてはいけないの?”

そう言いだしたのは、数ヶ月前。
昨年度は訳もわからずに通学していたが、今年は一筋縄ではいかないらしい。

日本語の重要性をひしひしと説く母を見る目は、ちょっと納得のいかない感が否めなかったが、それでも嫌と言わなかったのは、スキー休暇時に娘が送付した絵葉書に対するクラスメートひとりひとりからの温かい手紙の束のチカラだったに違いない。

”○○ちゃんが来るのを今年も楽しみにしているね”
”またみんなで遊ぼうね”
”またイタリアの話を聞かせてね”

ひと月ほどではあるが一緒に学んだ友達たちが娘が来るのを待ち望んでいる姿が、イラスト入りのメッセージから垣間見れた。

娘が最後まで嫌と言わなかったのは、紛れもなくこれらのメッセージに因るものと。

昨日、小さくなった内履きや文房具を買い揃えるべく買い物に出掛けた先で、偶然にもクラスメートのひとりだった女の子と彼女のお父さんと遭遇した。

” あれ? ○○ちゃんですよね?娘がずっと楽しみにしていたんです。明日からいらっしゃるですよね。”

お父さんがそう言うと、隣にいた女の子、りさちゃんは満面の笑みを浮かべて娘に手を振った。

”○○ちゃん、明日学校でね。”

嫌だ嫌だと言い始めていた娘だが、やはり満更でもなさそう。


そして今朝。
制服に身を包み、渋々ながらも車に乗り込んだ。


、、、問題だったのは娘ではない。
私の運転だった!!
普段は左ハンドル、右側車線を走っているのだが、日本は全く逆!!
右ハンドルかつ左側車線である。
しかもウィンカーを上げようとして、ワイパー操作をしてしまう始末。笑

完全に慣れるまでに、大体1週間くらいはかかってしまう。
そして身についた頃に帰国となり、向こうで同じ過ちを繰り返す。笑


なにはともあれ、娘を迎えに行った時の彼女の笑顔より、全ては問題なくスタートしたことを知る。
そしてそのまま算盤塾へと連れて行く鬼母の私だった。
こんなに素晴らしい知育文化を放棄するなんてあり得ない、、、そう思いながら。笑


クリック頂けたら嬉しいです。
    ↓          ↓
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村