久しぶりの更新になります。
今年も師走を迎え、本格的に寒くなってきました。
コロナの影響もあってか今年は時間の経過が長く感じました。
多くの方が大変なご苦労をされました。
いろいろとあった長い2021年でした。
さて、お陰様でつぎのカーブはこの会期で10年目に入ります。
一応ギャラリーとして、作家たちそれぞれの〝次〟の手伝いが実現出来るスペースとして始めました。
しかし頼りないので最初の『オープン展』からずーっとずっと皆様のご支援やお気遣いに助けられ、
こちらが〝次〟をいただきながらなんとかやってこれました。誠に有難い限りです。(下はオープン展1の会場風景)
この10年でも世間の流れ、人々の思考が大きく変わり、環境など取り返しの付かない事柄が多く目立ちます。
一目瞭然という言葉をどう捉えればいいのか、ネットによる過剰な情報もあって、社会の分別が
分かりやすい体裁や技術、風潮だけで決められていく割合が増している感じがします。
そのためか、ひと昔前の重量感とロマン溢れる文化に、これまたネットなどでついつい助けを求めてしまう毎日です。
いつの時代も生きるのは難しいです。その流れの中で、今の純粋な発想や感覚を後回しにせず表現として残こし、
気長な見方でこれから先の人々にも触れていく機会を少しでも作る。現代だけの風潮に合わせることない重さのある表現は、今に伝わらなくとも、後で取り返しがつくものかもしれません。
表現者一人ひとりの意識を変えなければ、作品は芸術にはなりません。
そんな希望をもって、現在の『ナチュラル・オディティー』も開催しております。
あと一年、のんびりと続けられれば幸いです。
改めて御礼申し上げます。
そして今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
2021年 12月 つぎのカーブ