岡崎泰正氏の1stアルバムにして
ライブアルバム。

手に取って聴いてみると、
昨今は機械でツルリと処理された音に慣らされていたことに気付く。

ライブ音源で昨今の感覚からすると必ずしも音質は良いとは思えないが、
ミュージシャンの息遣い、
観客の声援、その一つ一つの人の気配が暖かい。

平成の初め頃まではそういうCDを愉しんだことを思い出す。
歌詞カードを見ながら詞の世界を味わう愉しみを思い出す。

岡崎泰正の詞の世界は、
いつか思索していた情景や、
悩んでいた自分の後姿を、
そっと包んでくれるようで、
とても優しい。

人のふれあいが恋しいとき、
疲れた夜の常備薬として。
ぜひお手元に置いて
ご視聴ください。