ブリティッシュ ハードより嬢メタルへ愛を込めて♪

ブリティッシュ ハードより嬢メタルへ愛を込めて♪

ガールズバンドのライブに一生懸命足を運んでいます。とても良いバンドがたくさん居ます。頑張っている彼女らをブログを
使って支援することが出来れば嬉しいですね♪


ブログなんかを自分が書いても良いのか?

ガキの頃からハードロック一筋!
そりゃあプログレもサイケもフォークも聴いたわい!
NWOBHMなんて現役バリバリ真っ最中!
ずっと聴き続けていりゃあ、人よりはいろいろ知ってるわけだ。
その辺の中古CD屋のおにいちゃんより何百倍も知識あるわけだ!
自慢じゃないが!(自慢ですけど。笑)



ところが…たった一枚のジャケットが俺様の人生を変えてしまった! なんてこったいっ!!

Mermaid…手にした瞬間に記憶が飛んだ!
我に返ったら、既にユニオンのレジで金払おうとしてやんの、俺!!

これがAldiousとの運命的な出会いってやつさ♪

と、まあプロローグはここまで。
これからは今現在の変わり果てた(笑)俺様の偉そうな音楽論や可愛いギャルバンねーちゃんを必死こいて応援してる哀れな姿を伝えていくぜ!

画面がちっちゃくて見えんから、いつも内容は短めな!
ああ…しんど…
Amebaでブログを始めよう!
2016年、皆様あけましておめでとうございます!

今年も書いたり書かなかったり、同じアーティストを繰り返したり相変わらずマイペースで進めていきますので、どうぞお付きあいくださいませ(^o^)v

さて新年一発目は弓長美和というソロシンガーについて語りたいと思う♪

彼女との出会いは殺戮の女神(アテナ)[現在名称:戦慄の女神]の2代目クリーンボーカルとしてのデビューのステージとなった吉祥寺クレッシェンドであった。

前回の女神のステージでは初代ボーカル、LunAの脱退前最後のライブであることが公然と発表されており、その稀な類いの美貌を擁するLunAを失うことで殺戮の将来が危ぶまれたという気持ちになっていた!

実のことを言うと、私はリーダーのクレイジー氏より2代目ボーカルとしてMIWAを知らされており、歌唱力があると言う氏の言葉を信じてバンドの第2章に期待を込めていた!

それからMIWAについて動画などのチェックで歌や容姿の確認、Twitterでのやりとりを経てデビューライブの当日を迎えた…
伸びる声は魅力的だが、正直言ってツイートから受け取れる乱暴な性格に怯えていた(笑)
そして開場前にクレイジー氏に呼ばれて出てきた彼女は…可愛らしく、落ち着いた礼儀正しい女性であったために衝撃的な第一印象だった(笑)

殺戮としてのデビューステージでは、自身の歌の魅力の断片を伝えていた記憶がある!
よく伸びる声、特徴的なビブラート、ブレスが少ない声量の素晴らしさ等々…
一方、課題らしきものもいくつか見当たり今後のメタルヴォーカリストとして如何に改善されていくのかを期待した♪

それ以降MIWAに興味が沸き、彼女の歌を聴くことができる場所には進んで足を運んだ♪
吉祥寺shuffleでのソロライブや上野での路上ライブ、これは2パターンがあって、気の合う仲間とのバンドスタイルで歌っているものやシンガーソングライターSakiとのコンビでMISAKi-Nとの名で歌っているものがある。

吉祥寺でのライブはソロ名義の弓長美和であったがメタルバンドスタイルのステージであり、後に彼女のソロアルバムに収録される曲を披露した。

そこで感じたことは殺戮で歌った時よりも歌唱もパフォーマンスも優れており、こちらの活動の方が高い評価を得られるのではないだろうかと!
前回観たステージより全てがパワフルなシンガー、弓長美和を目の当たりにして一人で勝手にこれなら行ける!と喜んだ♪
その場で彼女に伝えたかったのだが実際にはバンド仲間と箱外に出ていってしまった彼女を予想外に長く待つ結果となり、話す時間が殆んど無かったのが残念であった…

また上野での路上ライブで認識させられたことは美和の声がバラードを中心にあらゆるタイプの歌に心地好くフィットすることである!

特にSakiとのコンビでのアカペラライブは感心させられた♪
Sakiも美和が絶賛するほどに歌が上手であり、美和よりは声質が太くて低い音程も安定している。
だから二人の歌を聴いていると自然とハーモニーとなるのだが、アドリブで逆転する時など息の合った関係が間近で確認出来てひたすら感心する。
不定期だがお勧めの路上ライブだ!

さてMIWAとして殺戮で大坂、名古屋とツアーをし、そのファイナルを飾る東京でのステージが再び12/19の吉祥寺クレッシェンドで行われた!
相方のグロウルのサポートvoリーガンとは3回目、セカンドギタリストにはソロでも活躍しているMAI、キーボードにはVRAINに在籍中のLUMINAというフロントに4人の美女を擁した大変贅沢なステージとなった!
クレイジー氏もやってくれたもんだなと閉口した…

そこでのMIWAのパフォーマンスが素晴らしかった!
アテナ的メタルのコツを掴んだのであろうステージ上での彼女の歌もアクションも初めてアテナを観る者には少なからずインパクトを与えたに違いない!
特に自慢の伸びのある声を仰け反りながらシャウトする姿は全盛期のロバート プラントを彷彿させ、私的に興奮したw
女神は再び降臨した!

そしてこの日、バンドも「殺戮」を改め戦慄の女神(アテナ)と名前を変え、MAIの正式加入も実現して本格的なリスタートを切った!

なお当日のライブの映像はTEAM A'THRASHによる撮影でのダイジェスト版がYouTubeで観ることが出来るので是非ともMIWAの歌を堪能して欲しい!

その後、美和が在籍するもう1つのバンド、死んだ世界戦線のライブを忘年会的なライブとして観た。
ここでは路上ライブで一緒に歌っているSakiと一緒にアニソンをメタルにアレンジした迫力あるツインボーカルを聴かせてくれた♪
やはり他にギターとキーボードが女性でしかも美女4人の8人バンドという贅沢な編成であり、大変ステージ映えすると思っていたところ2月にホールライブが予定されているようだ♪

そして美和自身が重要ライブと唱っていたソロミニアルバムのレコ発ライブを迎える!
会場の新宿OREBAKOに私が到着したのは他のライブと被っていた関係で2番手のSakiのソロステージのラストナンバーであった…
だが、トリを務める美和は緊張を解すために飲んだ、大好きなビールのせいでフラついてるw
果たしてこの状態で歌うことが出来るのか?

だがその後も飲み続け、自身のステージが近付くに連れ、もはや泥酔に近い状態と化していた…
ステージで倒れるなり、吐くなりがあってもおかしくない程までに…

だが、そこから彼女の凄さを見せつけた!
彼女が歌う魂の叫びとも受け取れる、その歌声は圧巻で背筋が凍り付くような凄味を見事に感じさせたのだ!
これは天性の才能なんだと実感せざるを得なかった!

なお自分のステージ後の立ち回りは主催の立場ゆえ一生懸命頑張っていたがボロボロで回りの仲間にかなり助けられていたがw
後日きちんと御礼したのかな?(笑)

そしてそのレコ発ライブで購入した弓長美和のソロデビューアルバム「Marguerite」を自宅で流した時に最大の戦慄に襲われる!
ヘッドフォンを通して聴こえてきた美和の声、歌、息づかいまでもが私の身体中に突き刺さる!
すぐ耳元で彼女の肉声を聴いているかの如く魂に響き渡る!

伸びと張りのある声に血が湧き踊り、伸びながら掛かるビブラートに魂は揺さぶられ、ブレスの甘い吐息に脳が溶かされそうになる♪

とりわけ1曲目の「I」には鳥肌が立ちっ放しだった!
先行シングルと歌い出しから違うこの完全バージョンで聴かせる美和の歌こそ私が嬢メタルを聴き始めてから、ずっと探してきた声そのものなのかも知れない!
アルバムの5曲はすべて素晴らしい出来ばかりであるが、この「I」には弓長美和というシンガーの魅力の総てが凝縮されているように受け止めている!
これからの残りの人生でずっと付き合っていく曲に出会えた歓びを感じている♪

この輝かしい1曲目に続く「An Em One」も美和の叫びそのものが肉薄する凄まじいナンバーである!
頭2曲で聴く者総てを美和ワールドに引き摺り込む絶大な効果を放つ!

3曲目のパワーバラード「Sorrow of Tears」で彼女の歌唱力がメタルのみならずバラードでこそ真価を発揮することを認識出来、続く「Breaking Through」「神風」ではまたタイプが違うハードナンバーを歌い上げている!

実に素晴らしい5曲が並んでいるのだが、何度も聴いているうちに、このアルバムをプロデュースしたレム氏の手腕に喝采を贈りたくなる♪
敢えて演奏より美和の歌を前面に出し、エフェクト効果で一本調子となることを避けてはいるものの決して美和の声の魅力を損なわず生の肉声を届けてくれている♪
作品として極上の仕上がりに導いてくれた彼に大いに感謝の意を表したい!

なおこの「Marguerite」は明日、1月8日から全国流通が始まる!
2000円+税の価値を遥かに越えた満足度であることを約束する!
また各曲のダイジェストはMETAL JAPANのweb サイトでも試聴は可能♪

ロックシンガー、弓長美和はまだ発進したばかりである!
このブログでも美和とかMIWAと表記した♪
戦慄の女神、死んだ世界戦線、MISAKi-Nそしてソロ名義と彼女の活躍する場は広い!
そのそれぞれの場で自分のカラーを打ち出している彼女は、みあーんという呼称で親しまれ自由奔放に振る舞っている♪
そんな自分が歌いたいように歌っている姿勢に共鳴し、必要に応じて背中を押してあげられれば良いと考えてる…

願わくば、その名をトップクラスのヴォーカリストとして轟かせて欲しいと思うが、その世界はロックなのか、または別世界なのかはまだ私には解らない…


Marguerite/弓長美和 アルバムジャケットより