ご無沙汰しております。

本日は、約8年ジテツウを続けて導き出した、恐らく多くのツーキニストにとって有用と思われる情報を、突然発表しようと思います。


ジテツウを含め、信号待ちがそれなりに発生するコースを走る時に大体どのくらい時間がかかるか、気になることはありませんか?

毎日のジテツウとなると、時間は気になりますでしょ?


僕ぐらいの並脚の自転車乗りが、信号や二段階右折などのなどの交通ルールをしっかり守って走る場合の話ですので、ThePEAKSを8時間以内で完走するようなど変態な方々は七掛けぐらいにすると良いと思います。

僕ぐらいの並脚とは、無理のない街乗りの巡航速度が30km/hぐらい、街乗りした時のGARMIN先生による平均速度が22-25km/hぐらいの脚を指します。


さて、そんな並脚サイクリストがn kmの街乗りをする時にかかる時間は、ズバリ!


n/24 × 1.5 時間

です。

例えば、20kmのジテツウですと、

20/24 × 1.5 で、1.25時間、すなわち1時間15分かかる計算になります。

これ、かなり正確なんですよ。

ずーっと信号のない道を延々と走れるんだともっと短くなりますが、それなりの都市部の街乗りだと、走っている時間のおよそ半分ぐらい信号待ちなどの時間が生じるという計算です。

恐ろしいですね、信号待ち。

そりゃ信号無視のママチャリに追いつけないワケだわ。


ということで、これからジテツウを始めようと思う方、イベントのスタート地点まで街中を自走予定の方なんかのお役に立てれば幸いです。


それではまた〜

またやってきました、この時が。

蓼科で2回目の開催となるThe PEAKS。

 

Round5が蓼科で開催されていた頃、僕は…

指を加えて雲上にいらっしゃる変態の方々を見上げていました。

それが今では…どちらかというと変態寄りの自転車乗りになってしまいました…oh…
 

そしてRound5蓼科といえば、僕がThe PEAKSに挑戦するきっかけをくれたあの方、

リスペクトするSHOさんがThe PEAKSに初参戦し見事フィニッシャーとなった地。

 

 

これは参加しないわけにはいかないし、完走を捥ぎ取りたいところです。

 

今回は最初で最後の2日連続開催というキチ○イじみた設定。

既にPEAKSジャンキーの僕は、上記理由もあり、

申し込み開始とほぼ同時に脊髄反射で2daysの申し込みボタンをポチりました。

結果、初日は015、2日目は514というなかなかの早番をゲットできました。

後で見ると1日目のRound13の方は多少優しめなコースプロフィールのようだけど、

そうはいってもそこはThe PEAKS。

生半可な気持ちでは走破させてくれなさそう。

不安しかないし、そもそも直近のRound12赤城2はルーザー君な訳で、

2日目なんかスタートすらできないぐらいボロボロになるんじゃないか。

色々なネガティブな思いが駆け巡るなか、

主に家庭峠により2日目DNFとなりそうな雲行きも…。

この世で一番大事なのは妻の機嫌ですから、仕方ないかと諦めていましたが。

8月下旬になってフル参加が可能になりました\(^_^)/

よし、これはもう覚悟を決めて2daysチャレンジしようと、9月1日を迎えました。

 

今回は2daysのため、前日受付するためには金曜日に現地入りせねばなりません。

心配性の僕には当日受付などもっての外なので、金曜午後休みを取っての参戦。

午前中はまぁまぁガッツリお仕事です。

一瞬長引きそうな不穏な雰囲気が生じましたが、何とか回避して脱出。

トランポで女神湖に向かって出発。

どんなところなんだろ〜涼しいのかな〜なんて呑気に考えながらドライブ。

埼玉からだと休憩混みで3時間半ぐらいの道程でしたかね。

 

で、到着。

割と直前まで危ぶまれていた天気も問題ない快晴。

既に素晴らしい山と湖の景色。

そこに翻るThe PEAKSの幟。

今回も来ちゃったなーという後悔と興奮の入り混じった気持ちで受付を済ませます。

シニコケだいぶ認知度が上がってきたのか、色んな方に声をかけていただけます。

人見知りで自分から声かけられないのでありがたい限りです。

例の如く一際目を引くレモン姫さんからは赤べこサブレのお土産をいただきました。

チャリティーに参加しなきゃっていつも思ってるんですがなかなか言い出せず…。

次こそはと思っていますので、次会ったら「金出せ」って言って下さい。

出します。

今回はスタッフ参加で我々チャレンジャーを支えてくれるたらさんにもご挨拶。

実際会ってみて、元気そうで安心しました。

やっぱり直接顔を合わせるのって大事だなって改めて感じましたね。

奥日光の時にはたらさんに本当に助けられたので、

今回頑張って走って元気をお裾分けしたいと士気が上がりました。

他にも沢山の方にご挨拶をして、大量のTシャツとお守りをゲットし、

明日に備えて早めにホテルへ。

 

池ノ平白樺高原ホテルには割と沢山The PEAKSチャレンジャーが宿泊していました。

最近はスタート地点のホテルで相部屋が多かったのだけど、今回は部屋独り占め。

相部屋でも全く問題なく眠れるタイプではあるけど、やはり独りは気を遣わなくて良いかも。

夕飯はまさかのビュッフェスタイルで、石油王RYUさん、のりさんに誘っていただき同テーブルでお食事。

あんまり喰わないのね〜って言われたけど、皆さんが食べ過ぎなだけです\(^_^)/

惜しむらくはクラフトビールや地酒が飲み放題だったのに全く飲めなかったこと。

僕、飲んだら翌日走れないんですよ…。

できれば後泊して飲みまくりたかった…。

食後は大浴場でリラックスして、早めに就寝ということで。

折角作った行程表を忘れないようにしないとね。

 

Round13 蓼科EAST

 

 

自転車はこんな感じで準備完了。

いつものリンスキー号にロルフプリマのアルミホイール。

タイヤはIRCのチューブレス Xguard 28C。

奈良吉野の酷道対策の時のまんま。

今回初投入するのはSUGINOの楕円リング。

これまで52-36だったのを、インナーだけ33Tの楕円に変更し、

貧脚を補おうという姑息な作戦です。

 

 

 

そして迎えた9月2日。

ちゃんと4時に起きて、ホテルが準備してくれたお弁当をむしゃりむしゃり。

アミノバイタルとかカルノパワーとか色々ドーピングして、

奈良吉野のフィニッシャージャージを身に纏って車検・スタート地点へ。

このジャージで赤城2は敗退したので、縁起は悪いけど、逆に燃えろってことで。

安定のポールポジションに鎮座するあの黄色いお方の少し後ろに陣取ります。

各グループの中で1分でも早くスタートしないとダメなのよ、ギリギリの男は。

それにしても皆ちゃんと長袖のウインブレ羽織ってるなぁ。

最初登りだし、全然寒くないから、上下バッチリ半袖で来たんだけど。

なんでなん…。

寒くないんですかって聞かれたし…。

寒くないよ…。

真冬のジテツウもベースレイヤー1枚にウインタージャケット1枚で走るよ…。

 

 

で、スタート。

マイペースマイペース。

2日目に脚を残すなんて余裕は全くないけど、兎に角マイペース。

しばらく登っていたら後ろから重戦機のようなロードノイズとともに細さん登場。

しばらく話しかけながら一緒に登ってくださり、ありがたやありがたや。

その後あっという間に消えていきましたけど…。

凄すぎるわあの安定感。

 

今回完全に準備不足。

コースプロフィールよく分かってないし、峠の名前も全然知らないしで、

配られたマップを時々取り出して眺めながらなんとなく登ったり下ったりして、

ST1に到着。

通称YUIさんのカレーエイドです。

もうこのままカレー食べて帰りたい気持ちをぐっと抑えて、

後でカレー食べに戻ります!と告げて出発。

ここまでだいぶ下ったのに、更に同じぐらいの距離を下らされ、ST2に到着。

いや長すぎますって…。

これ登り返すの正気の沙汰ではないですって…。

でも長いだけで激坂はないのでなんとかなるはず。

途中でカレーもあるし。

そう自分を奮い立たせて登り返します。

楕円リングはどうやら良い具合。

淡々と回してエッチラオッチラ。

ST1に帰ってきて、念願の本格カレー。

ご飯は安定の塩おにぎり。

 

 

おいしかった、おいしかったけど、塩おにぎりのせいでちょっとしょっぱかった…。

できれば白米、できればサフランライス、できればバスマティライス…(ぉぃ

カレーは本当に美味でした。

パンダさんは7杯食べたらしいけど、僕は2杯でも多分登りで吐くので1杯だけ。

やっぱり小食なのかな。

 

そういえばYUIさんといえば…

奈良吉野のバスツアー出発時に新宿でバス待ってた時、

只者ではないオーラを放つ金髪のおにーさんが自転車とともに佇んでいて、

やべー人が居る、絶対に近付いちゃ駄目だって思ったのがYUIさんだったんです多分。

なんかごめんなさい。

 

閑話休題。

ここから先はまだまだ続く登りですが、

楊貴妃さんがペース合わせて登って下さったお陰でメンタル非常に助かりました。

あかおに特訓の成果か、奥日光でご一緒した時より明らかに強くなられていて、

ヤムチャの気分を味わったよコケシ。

いやチャオズか。

最終的にはびゅーんと先に行かれましたので見送って、エッチラオッチラ。

その後のことはもう全然よく覚えていないんですよね。

スタートゴール地点に戻ってきて、

いやもうほんとこれここから出ない方が良いよお前ってちっさいコケシが言ってて。

でも時間的にはまだまだなんとかなる、15分ぐらい貯金がある感じで。

よし、ままよ、兎に角走り続けようってことで北側に向けてスタート。

ヒーヒー言いながらST3について、下りたくねー下りたくねーよーって言ってたら、

ここ下って登ればもう完走したようなもんだよってスタッフさんから暖かい応援。

背中を押されて下って、ST4。

この時点で14時30分。

ペースが近いのか最近The PEAKS中によく一緒になるいさおさん、

今回良く出会うconさんがST4にいらっしゃって。

conさんから、2時間で登ってその先を30分で下ればフィニッシャーだよってありがたいお言葉を頂戴して。

最後の長い登りに挑み始めます。

ここは最後の方に12%ぐらいのやや激坂があることを下る時に認識していたので、

疲れも相まって憂鬱すぎる登りでした。

いつもそうだけど、獲得標高3000M超えてからの登りでは、

マジで何でこんなことやってんだろ…って思いが頭の中に渦巻くんですよね。

坂道君は何であんなヘラヘラ笑いながら登れるんだよこん畜生!とか、

手嶋先輩は絶対凡人じゃないから…あんなに登れるのに…クソッ!とか、

まぁしょーもないことが頭の中に浮かんでくるわけですよ。

10%超える区間では、ちゃんと芍薬甘草湯やマグオンをインしたにもかかわらず、

恐らく使用限界を超えたことにより脚が攣りそうになってしまい…。

攣ったらそれ以上走れなくなるから、恥を忍んで押し歩いて、

緩やかになったらライドして…。

皆さんブログででっかいパラボラアンテナの写真載せてるでしょ?

そんな写真撮る余裕は時間的にも精神的にもありませんから!

とにかく何とかST3まで戻ってきました。

ここで大体16時30分ちょい過ぎ。

赤城の時と同じ、激坂区間で1分10m登坂計画が崩壊し、貯金使い果たし。

さぁ間に合うのか間に合わないのか…。

スタッフさんからは、まだ行ける、頑張れ!と励まされ。

ウインブレ羽織る余裕もなく下り、所々ある登りは必死でダンシングし、

白樺高原ホテルの交差点に戻ってきたのが16時53分。

信号赤…。

ちゃんと二段階右折する、偉い自分。

ジテツウ族の鑑。

もしも、もしもここに着いたのが16時58分だったら…。

いや辞めようそんなことを考えるのは。

二段階右折後必死でペダルを漕いで漕いで…

奈良吉野の時もそうだったけど、この時点でこみ上げてくるものがあって、

多分顔くしゃくしゃで涙と鼻水まき散らしながら走るやばい奴だったと思います。

そして、制限時間4分前になんとかゴールに飛び込めました。

スタッフのミッチーさん、tattsさんに迎えられ、大の大人が大泣き。

この感じは、ここでしか味わえないと思います。

みんなありがとう!

頑張った自分にもありがとう!

 

 

夜はまた基本昨夜と同じメンバーでビュッフェ。

まさかのほぼ同じ料理が並ぶビュッフェに驚きつつ、美味いのでよしとする。

皆前夜より心なしか口数が少ないような…さすがに疲れてるのかな。

僕はもともとあまり喋りません。喋れません。

 

しっかり寝て、2日目、Round14 蓼科WEST。

ちゃんと起きられたし、朝ご飯もちゃんとのど通るし、うん、スタートには立てそうだ。

 

 

だいたい前日と同じ位置に陣取ってスタートしたものの、

もう笑うしかないぐらい脚が回らない。

150wってこんなにきつかったっけ?ってレベル。

あと握力がメチャクチャ弱ってて、下りでがたんってなるとSTIレバー離しちゃうレベル。

こりゃあかんわ…と思いつつ、折角スタートしたからST1まではマイペースで行くことに。

冗談かってぐらい沢山のひとに追い抜かれ、辿り着いたST1でリタイア宣言。

自分で言うのもなんだけど結構プライド高いタイプなので、

多分Round14DNF第1号になるのはとてもとても悔しかったけれど、

安全には換えられないから。

tattsさんに慰めてもらい、

リタイアしたら何も気にせず美ヶ原方向走って景色楽しんで来なよって言われ…。

少し走り始めてみたけど、まっすぐ登れないし、下りは怖いしで、こりゃあかん。

すぐに引き返してST1で元気に走り去る皆を少し恨めしい目で見ながら休み。

以前スタッフ参加した誼か4126さんが車で送ってあげようかと言ってくれたけど、

それは自己完結を大原則・大前提とするThe PEAKSの精神に反するから、

スタートゴール地点までは必ず自走で帰りますと宣言。

本当はすごく乗りたかったよ…4126さんの車…。

しばらく休んでゆるぽた以下のペースで帰路についたら、

途中で4126さんが車で追い越しざまに「頑張れ〜!」って声かけてくれて。

こんなところまで暖かいのかよThe PEAKS…とちょっと涙。

何とか帰ってきて、あとは蕎麦食べたり女神と写真撮ったり。

 

ありがとう女神湖!ありがとうThe PEAKS!

 

皆が帰ってくるまで待とうかとも思ったけど、

帰りの運転休み休みで時間かかるかもと思い、早めに退散させていただきました。

結果的にはこれが大正解で、夕方に出発してたらとんでもないことになっていたかも。

ここには書けないので、気になる方には次回The PEAKSで会った時にでも話します。

 

 

いやーつらつらとだいぶ長くなってしまった。

1日目の感動、2日目の大挫折と、天国と地獄を味わった今回のThe PEAKS。

この思い出は僕の心に深く刻まれました。

皆みたいに登れるようになりたいって気持ちも改めて感じたし。

できることをちょっとずつでも続けて、

また楽しい仲間達と無謀なチャレンジをする日を楽しみにしようと思います。

みんな、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

自分の中では恒例となったThe PEAKS参戦。

今回は近場の赤城で開催されるとのことで、トランポで参戦することにしました。


奥日光や奈良吉野と違い、僕の苦手とする急勾配の長い坂があると聞いて震え上がったのですが、走ってみないことにはどうなるか分かりませんから、震えながら現地入りしました。


今回は比較的細かくタイムテーブルを作ってみました。



時間の計算方法は至ってシンプルで、上りは獲得標高10メートルにつき1分、下りは時速30キロ、平坦は時速15キロ。


前半はほぼピッタリ予定通りのペースで、特に上りの計算法は僕ぐらいの並脚の坂バカさん達には有用なのではないかと。

誤算だったのが、12%を超えるような坂がそれなりの長さ続くような区間については、僕レベルの脚では計算が合わなくなるってこと。

それで10分ずつぐらいビハインドになり、見事に初ルーザーとなりました/(^o^)\


元々苦手な激坂で全く脚が回りませんでした。

以前は無理矢理踏んで前腿や裏腿が攣りがちでしたが、そこは改善してケツを意識して回すようにしたら攣らなくなりました。

その代わり、お尻や腰の筋肉があっという間に痛くなってしまい…。

日常生活で自然に鍛えられる筋肉ではなさそうですから、やはりジテツウが短くなってしまい、且つ代わりにトレーニングをしているわけでもないことが影響したものと思われます。

ジテツウ、トレーニングになってたんじゃん!


というわけで、今回は残念ながら感動長編は書けませんでしたので、見事フィニッシャーになったあの方やあの方のブログ記事をワクワクしながら待つことにいたします。

蓼科は多分土曜日のみ参戦になりそうですので、皆様よろしくお願い申し上げます。