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東村司建築デザイン事務所のblog tsucasa DESIGN OFFICE

古い建物を活かせ。忘れてはいけない家がある。

田畑のあるところに行けば稲刈りのあとや畔道が見えてきます。


私は田舎で育っているので、とてもビビっとくる、なんて事にはなりませんが


やはり、稲の先の刈られたあとの黒ずみや彼岸花などをみる季節を通ると


本当に環境が自分に与えるショック(ショックと言ってもビリビリくるのではなく


じんわりと、それでいて鋭い感じ)が大きい。
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子供たちが緑に触れるところに家があるなら、それをプラスに、ない所に家を建てるなら


ないこと(マイナス)を補う設計と提案が私の仕事なわけで


それはソレ(季節)があるとか、ないとかを自覚できる人間じゃないと


環境や季節に触れる設計が


できないと思っています。


そうゆう理由から私は植物が好きです。

現場に入ると、見るのは図面通りか?



それも大事ですが


私の場合は空気感。
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出来あがる過程の状態でも、柱、梁だけの状態でも


なんとなく、ここにある四角い部屋なるものにある、


造られるであろう感じを遠くから、近くから


雑多に見てまわります。


こだわりの図面の箇所もありますから図面通りなのかも


大事ですが、建築家としてはもっと


もっと、


こうゆう風な感覚を研ぎ澄ましていたいものです。

古さを見せるタイル貼りの床。そしてコンクリートの劣化をあらわす凹凸のある手すり壁。
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これらが一瞬のうちに壊されるなら、


どこからか泣いている声が聞こえてくるだろう。


そうなるまえに、やれることが僕らにはある。

土地の広さ(国の広さ)は変わらぬのに


新しい土地が宅地にかわっていきます。
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だけど、今ある建物に増築、もしくは改装をあわせて


新しい暮らしをつくることで


土地代を気にせずにいられるという


当たり前のことを


もっと、勧めていきたいものです。


当たり前ってことを。




どこかのタイミングで、私たちは家を建てようと思います。


そして、当たり前のように土地を探したり学校の区域を調べたり・・・


だけど、住まいはずっとあるのでは?


すべての人というわけではありませんが、持家がある場合は多いはずです。
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お金って大事ですから、ちゃんと工夫すれば家も生活もよりすごしやすくなるものです。



家には、時間があり人の暮らしの跡があり


それを単純な横軸で考えて取り壊してしまうのは


違う。
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その思い出や時間は深さも持ち合わせているんだから


それをシッカリ感じるような設計をすれば


素晴らしい建物になるものです。


こうゆう感覚が建築家には必要だ。

まだ、若いとされる建築家としては


仕事で世界中を飛び回るのが夢です。


そして、今、やれることの一つである


現場を回るのも大事なことです。
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工務店さんは、しっかりした建物を建てることを

目指し、それにそぐわない、または理解しにくいところが

図面にあると、より鮮明になるように打ち合わせを

重ね、より高みへと建築家と共に進んでゆきます。
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建築家としても良い工務店というのは

それは大切な存在で、空気のような存在へと

なり得た時に本当に良い家族となったような・・



ここまで書き続けると、こっぱずかしいような

事だなぁと思われる人がいるでしょうが


やはり、そんな関係性になれるようにお互いに

リスペクトをしながら一つ一つの家を

つくってゆきたい。


そうゆう関係性を求めてくれる施主さんと

出会いたいものです。



図面にはかならず寸法があり、それをもとに工事をしますが


この寸法をもとにしてもずいぶんと印象が違うという


感覚をうけることがスタッフ時代にはありました。
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よって現場で計画を再度確認するさいには


何度も足を運んでこの感覚で(図面に記載した数字)


問題はないか?


眺める必要があります。



現場に着いた途端、この青空があり


迷わず一枚。
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青の空をおおきな垂木が列をなしているのが美しい。


美しい住宅は現場途中でさえ美しい。

人生の転機といえば結婚な就職もその一つになるかと思いますが


住宅を考えるとき、やはり土地探しや学校区域などを考えて


動くというのが一般的になっています。


しかし、住んでる街をあらためて見てみると空家が割と目立ちます。


アパートもそうですね、10分歩けばおそらく人が入ってないような


真新しいアパートやマンションに出会います。


では、それは自分が新しい暮らしをするにあたり、チャンスの空き物件なのか?


どうでしょうか?


立ち止まる、ここが一つの瞬間です。


そんな新しいのに入ってないような所に自分の暮らしのベースになる家と


考えて良いか?


この瞬間で人生は決まる。
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