
月の半分は国内外を自由に飛び回り、ディレクターとしての仕事やご自身のブランドの活動など、アクティブな日常を送るWataruさん。最近は国内の知床や直島、海外ではネパールやインドを訪れました。次はメキシコやブラジル、ガラパゴス諸島など南米を巡る予定と生粋の旅好きです。旅先では有名な観光地だけでなく、ローカルな場所に滞在してその土地の空気を感じるのが好きだと言います。
「僕は1か月のほとんどを旅に出ている生活をしているので、ホテルライクな非日常空間よりも、帰ってきた時に『自分の部屋だ』と心から安心できる、実家のような落ち着く場所でありたいんです」

お部屋の窓際や棚には、自作の粘土のオブジェや、レゴブロックで作った花が並びます。
さらには、昔懐かしいIipodやゲームボーイのカセットなどの小さなおもちゃたちも。
「大人になると、昔遊んでいたものをノスタルジーとしてインテリアで楽しむ面白さがあると思っています」とWataruさん。愛用しているレコードプレーヤーでお気に入りの音楽を流しながら、ソファでお酒を飲むのが至福の時間です。

直射日光が入りにくいお部屋ですが、それをネガティブに捉えるのではなく、あえて外へ出て明治神宮や新宿御苑へ散歩に出かけ、陽の光をたっぷり浴びるなど、周辺環境も存分に楽しむ豊かなライフスタイルを送っています。
また、旅先での風景を愛用のカメラで切り取ることも、Wataruさんの重要なライフワーク。将来的にプリントして形に残すことを見据え、その場の空気感や温度まで写し取るような画作りには強いこだわりを持っています。自身で撮影した美しい風景写真たちは、いずれこの部屋の壁を彩る新たなアートピースになるかもしれません。

そんなWataruさんのお部屋は、これからも旅の思い出とともに進化していく予定です。「旅先で見つけたオブジェや器、チケットなど、自分へのお土産みたいなものがどんどん増えて奥のスペースがパンパンになってきたので、壁のくぼんだスペースを全面シェルフにしたいなと計画しています。実はもう図面も引いているんです」

また、現状は木目のアイテムが多くなってきたため、今後は天板が白のアルミ素材のテーブルなど、インダストリアルな要素を少し取り入れて空間を引き締めたいとも考えています。「いつか、天井が高くて広い海外のスタジオのような空間にも住んでみたいですね」と笑うWataruさん。
世界中を巡る旅の記憶が地層のように積み重なり、自身のライフスタイルや感性の変化とともに、ラフに、そして自由に進化していく。これからの変化もますます楽しみになる、等身大で心地よいお部屋でした。