ここまで2社は住まいをつくっている、つくったことがあるという人しか知らない会社だったかもしれない。
第3回はいよいよ誰もが知っているであろう業界最大手。Panasonic(パナソニック)。
キッチン設備はもちろん、建具も見ておきたいものがあり、汐留にあるショールームへ。




自社ビルということもあり、外観からとにかくデカい。
ショールームはエスカレーターで降った地下のフロアにあった。
誰もが知っている大企業で都心の自社ビルにあるショールームってどんなのだろう?とワクワクしながら店内へ。
入ってまずびっくりしたのがスタッフの数だった。

「いらっしゃいませ」か「ようこそ」かも覚えてないほどのインパクト。

受付カウンターの両サイドに4人で列を成したスタッフが計8名ほど
GW前半ということもありお客さんもたくさんいるのにも関わらずだ。

まるで部活動でマンモス校に練習試合へ行った際の出迎えの挨拶のように
ホスピタリティというか、寧ろ圧がすごかった。
「こ、これが王者、パナソニック…。挨拶で攻撃してやがる…。」(スポーツ漫画風に言いたいだけ)
この人数にしてHPにも書いてある「ご予約なしで自由にご見学いただけます。」の説得力が増す。「いつでもかかって来い!」(と勝手に脳内変換しているだけ)と言われているような気さえしてくるのだ。



序盤から嫌な感じに伝わったら申し訳ないので、書いておくが

対応はめちゃくちゃ丁寧で、最後の見積もり出しのスケジューリングも柔軟かつ
正確にヒアリングから書類にまとめられていて流石だった。

マンモス校の控えの選手が学校施設をこれでもかと丁寧に案内してくれるくらい流石だった。(好きあらばスポ根)

大手のパワーと対応のすばらしさに満足した私たちは、同じく当初検討しようとしていた
業界大手L社のショールームはもう行かなくて良いかとなってしまったくらい。
広いフロア全体がショールームでもう住めそうなくらいだった。(マップはこちらから


このまま終わると、スポーツ強豪校のような施設とスタッフのことしか伝わらないと思うので
ここからはちゃんと中身についても、Panasonicの話を伺う中で、大企業ゆえの安心感や豊富な設備以外の話でいうと、印象として受けたのは「家電製品のような発想とデザイン」だった。
良い意味で王道の型にハマらないものも多く、生活をより便利にするための柔軟な発想が見てとれるものが多い。



例えばワイドコンロシリーズは3口以上のコンロが横に並ぶ。

ワークトップの作業スペースを侵食してしまいそうだが、その分並んで料理できたり、作業動線がスムーズだったり、さらに段差がない分、掃除もしやすくなっていた。

 

またカウンターやシンクはよくあるステンレスや人造大理石のように傷が付きずらいスゴピカ素材を用意。最初の綺麗がずっと長続きするらしい。


他にも、ショールームに足を運ばずともオンライン上での
商品情報の多さやシミュレーションしやすさも、いかにもなところだろうか。
案内してもらったカラーコーディネーションは種類が豊富な分、普通に色々組み合わせて楽しむことができた。


こんな感じに中々やらないであろう、攻めた色合いも楽しめるよ。
色の組み合わせを見るだけならパナソニック製品でなくても参考になりそう。
(これも強豪校で練習メニューもらって、参考にするような…うっ頭が…。)
 

こ、こんな感じでやっぱり会社によって違った特徴があるところがやっぱり面白いよね。
対応も設備もサポートも流石大手で、これは一括任せちゃいたいと思える会社でした。



最後に建具を見て見学終了。
スペースが広く、スタッフも多いのでほとんど同じスペースで被って待ったり、話が聞けないなかったりということはなく、本当に行って、聞いておいて損はないと思う。

ここまで各社の特徴に触れながらまとめてきたショールーム編。
いよいよ次が一旦最後になる、意匠の柔軟性を求めて再び新宿へ。