先日、去年と同様に社員研修を依頼されまして、
毎日放送さんの新入社員の皆様に2時間ほどお時間をいただきました。
そういえば、今度の月曜日(四月八日)にも「ちちんぷいぷい」に出演させていただくのですが、自分がお仕事をさせていただいている会社の新入社員研修の講師をするってなかなか興味深い経験です。
僕にとって新入社員研修とは、「その会社の価値観」を知ってもらうのと、「希望」、そして「現実」を知ることだと思います、
よく、「現実」って悪いニュアンスで伝えられますが、僕はそんなことはないと思っています。
「今」を客観的に知ることによって、未来への希望が拓けていきます。
よって、今回は、
「外部の視点から見た放送局」という観点で、かなりリアルな話をさせてもらいました。
特に「ビリギャル」はもともとネットのSTORYS.JPというサイトで公開されたものが話題となり、
24時間以内に書籍化のオファーがきました。
その時の様子はこちらにまとめています。
ネットで話題になった時の反響が「塾の問い合わせ」にどれぐらいだったのか。
書籍化した時には? 新聞や雑誌の時には? ラジオでは? テレビでは? 映画では?
はたまた、世界で映画が公開された時にどうだったのか。
つまり、具体的に「何件だったか」というデータをちゃんと記録していたからこそ
(というか、僕は記録魔でして、全ての出演したものと紐づけをしていますし、そもそも生徒指導の時にどんな話をしたかまで
毎回メモしています)
わかる、「放送局の影響度」ですね。
また、Youtuber「カジサック 」さんのチームを最初の最初から構成する段階から関わらせていただいているので、
今流行りのYoutuberの「リアル」も含めて、かなり具体的にお話をさせてもらいました。
簡単にいうと「メディア」の現実における影響力に関してはかなり細かくお話しすることができます。
新人の皆さんの反応は、驚きもありましたし笑いもあり、何より自分が今から入ろうとする世界がどういうものなのかを
理解してもらえたのではないでしょうか。
クーデターを起こす人は最初に「放送局」を抑えます。
国民とのコミュニケーション手段を取るんですね。
そこからも影響力の強さがわかるのですが、本質的に、国を変えるのは「情報」です。
そういう意味でも、「放送局で働く」という重要さを分かって欲しいなと思って研修をさせていただきました。
その感想を人事の方がくださったので、許可を取った上で、公開したいと思います。
僕もありがたいことに、「教育」と「メディア(出版、放送、コンテンツ)」に深く関わらせていただいている
ので、これからも気を引き締めていきたいです。
何より、少しでもお役に立ててよかったです。
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坪田様
お世話になっております。毎日放送の真田です。
昨日の研修では、大変貴重なお話に加え
延長して質問へのご対応までしていただき、
本当にありがとうございました!
新人たちも、
「あんなにリアルな話、そうそう聞けないと思うので
とても貴重な経験になりました」
と受け止めてくれて、とても心に残る講義になったと思います。
そして私自身も、考えさせられたり刺激を受けたり
新人に交じって勉強させていただいた講義でした。
先生がご講義でおしゃったように、
放送業界は”非常識”が”常識”になっていることが
多過ぎると私自身も思っています。
そんな業界の中にいるからこそ、どう行動するかで
成長できるか流され続けるか、大きく変わってくるとも感じています。
人事部に来て3年間、研修や採用をしていると、
学生や新人には偉そうなことを言いながら
自分は何もしていない、という状況になりがちでした。
「若者を教育する前に自分が行動する」ことを忘れず
このいびつな業界を少しでも面白く、
そして枠組みを飛び越える人を少しでも増やせるよう
できることから頑張っていきたいと思います。
引き続き、毎日放送ともどもよろしくお願い致します。