昨日は、キングコング西野さんが校長の
「サーカス! 世界で一番楽しい学校」
(主催OWNDAYS×よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
というイベントが千葉県のディズニーのお膝元「舞浜アンフィシアター」で開催されました。
僕はそのイベントの出演者として参加させていただきました。
まず、
世界で一番楽しい学校
という全体的に喧嘩を売っているコンセプトが最高なのですけども 笑
ハードルの上げ方も尋常じゃないですよね。
ザックリ言うと、要は、西野少年はまじめに学校に通っていたし授業も受けていたけど成績が悪かったと。で勉強が嫌いだったのだけれど、大人になって出会ったすごい人たちから聞く話は超面白い。
あれ?
これって、勉強が面白くなかったんじゃなくて、
学校が面白くなかったんじゃね?授業が面白くなかったんじゃね?
という発想に至り、そこで、
西野校長が「面白い!」と思う大人の先生たちを講師に迎えて学校を開こうじゃないか!
と決めたのがこの「サーカス」なのです。
僕自身、昔、授業中に寝ていたら「なんでねてるんだ!」と言われたので「つまらないからです」と答えたらキレられた経験があって、
「いやいや、例えばですよ?レストランに行ってご飯がまずかったから残してたらシェフが出て来てなんで残すんだ?と聞かれることあります? めちゃくちゃ美味しかったらぜんぶたべてますよ。で、挙げ句の果てに美味しくない料理を残したら怒られるって、どんな商売なんすか。しかも、僕らは自分の将来にとってめちゃくちゃ重要な養分を誰から取るのかなんて選べないんです。そもそも誰も実質聞いてないような授業をしていることに対して、ちょっとは誰か上手い人のをみて練習したりしてるんすか?」
と
クソ生意気なこと
を言ってしまい(積極的に文句を言ったわけではなく、攻撃されたので本当のことを言ってしまいました)、
今思うとめちゃくちゃ反省するのですが、
いずれにせよ、
生徒がうまく言ってないときは先生のせいだと思ってやってきたのは、この「自分で言ったことに対する贖罪」的な意味合いもあったわけです。
だから、ビリギャル の帯の「ダメな生徒はいない、ダメな先生がいるだけだ」というのはまさに自分に対する戒めです。
で、そんな中で、
「世界一楽しい学校」だと、
「最高のエンタメ×教育だ!」
とぶち上げての舞浜アンフィシアター2000人超満員!!!
ヤバすぎます。
舞浜アンフィシアターに行くまでの足取りが重いこと重いこと。
そして、到着したら案の定、最高の空間演出がなされているではありませんか。
しかも、僕、
今回
トップバッター
なんですよ。
いやー、しかも、打ち合わせでまさかの「喋ることはもうお任せします!」
と、テーマだけ伝えて自由というのが判明し、
これは凄いことになったぞと思いました。
でもね、
足取りが重いなんてかきましたが実は本当は楽しみで仕方ありませんでした。
プロが作るエンタメってどんなんやろうとワクワクしかない。
一つだけ、始まる前に面倒クセーナと思ったのは「衣装」でした。
僕のことをご存知なかたはわかると思うんですが、僕は基本的にファッションに興味がなく、普段はだいたい上下ユニクロです。
ニュースのコメンテーターの時とかはスーツですが、それは「衣装」。
で、コメンテーターの衣装って普通に無難なスーツであれば良いので特に問題ないのですが、今回のテーマは「森の学校」らしく、それに合わせたベストやらなんやらの衣装にしてくれというオファーがございました。
で、衣装が決まったら写真を送ってくれと言われまして、「そこまでやるか」と思いました。
僕があーでもないこうでもないと言って探していたら妻が「珍しいね。いつもなら、そんな面倒なことやらせるなら出ないとかいうのに。」との一言。
僕はその言葉に対して瞬時に、
「西野さんのイベントだからね。」
と返事をしました。
これってよくよく考えたら凄いことだと思いました。
西野さんのためなら嫌なことでもちゃんとやろうというマインドになる。
これこそ人間力だなと。
というか、
ミッドタウンや新宿伊勢丹、梅田の阪急メンズ館、銀座の阪急メンズ館に行きましたからね。
この衣装のためだけに!!!
この極度の面倒くさがりで、ファッションを気にしない男にそれをさせる西野さんは凄いです。
そして本番。
まずは、西野さんのブログ記事を読んでみてください。
よしもとクリエイティブ・エージェンシーの藤原社長も観覧されている中、
本当に前説と西野校長の盛り上げ方が半端なく、
僕が出て言った瞬間にはもう会場が温まりまくっており、話しやすくて仕方ありませんでした!
緊張するかなと思ったら「高揚感」しかなかったです。
やその社員の皆様、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの社員の皆様、出演者の皆様、200人以上のボランティアスタッフの皆様、来てくださったお客様!
そして西野校長のおかげです。
いつか武道館でこの教育×エンタメのイベント、サーカスができればと存じます。
で、最後になんですけど。
僕ね、今まで芸能人がよく言う「素人さん」とか「一般の方」という表現が好きじゃありませんでした。
なんなのその上から目線!
とすら思っていました。
でも
今回のサーカスに参加させてもらって思いました。
あ、やっぱ、プロの作るエンタメは別次元だ。
俺らは「素人さん」だと。
空間作り、場作り、人とのコミュニケーション、プレゼンテーション、導線の作り方、出演者の選定の仕方、準備、後片付け、あらゆる面で「プロ」は別物でした。
で、思ったんです。
ぼくたち教育に携わる者は、はたしてどこまで「プロ」から学んでいるのかと。
ハッキリ言って、教育関係者で「面白い」人ってM1やR1に出たら一回戦で落ちます。うまく言っても二回戦。一番授業が面白いと言われる人でもそうでしょう。
じゃあ人を楽しませ、掴み、笑顔にし、お互い学びという仕事をしているのに僕らがそこから学んでいないのは本当の意味での「プロ」が先輩にいないので、「そういうもの」だとして業界がぬるま湯に浸かっているんじないかと思いました。
もし、このサーカスの出演者が予選から選ばれるようになった時に、はたして「教育者」は選ばれるのだろうか?
そんなことを思わされました。
結論は簡単です。
教育に携わる者(先生や親、上司)はプロのエンターテイナーから学んだ方が良い。
僕も最前線で学び続けようと思います。
これは、主催者のオンデーズ田中社長の処女作です。
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