ゆ「今回の相手のうめぴこさん。麻将連合の人だけどどんな麻雀するの?たぶん女流チャンピオン連覇してるし、強いと思うの。」
ぽ「彼女の特徴はμっぽくないところかな。」
ゆ「なにそれ…イマイチわからない。」
ぽ「んーとμの人はアガリに消極的な人が多いイメージで、放銃は悪と捉える風習があるんだよね。勿論それはμのルール上しょうがない。
でもルールが変わってもそれが抜けないから簡単に言うとリーチが少なく、ヤミテンで高打点を作って、相手の押しに平伏しやすい。

しかし、これを見て欲しい。
対面の根本さんからリーチが入って切り番。ピンフドラのイーシャンテンで、8pが現物なのに無筋1sから勝負して良さそうなペン7p受けを残してる。」

ゆ「へぇーヒントは少ないけど、現物からじゃないのか。」

ぽ「更にど終盤これまた無筋切って追いかけリーチ。
ペン7pが悪くなくて、残りツモ回数も少ないからそもそもめくり合いも負けにくいということね。」

ゆ「ハイテイでアガって8000とは最高の結果ね。」
ぽ「これを1s勝負したとこと、テンパイしたところ同じようにアガリに貪欲にいける選手がどれだけいるだろうか…普通に凄いよこれ。」

ぽ「手の伸ばし方が一定で周りのスピードを測ったりするよりは巡目に重きを置いて1段目までは全力で広げて2段目からスリムにしていくシステマチックな打ち手だね。」
ゆ「怖くて2sとか9pとか切りそうだもんね。」

ぽ「こんだけ手を広げる選手も珍しい。」
ゆ「役なし、ドラなしだからねー。」

ぽ「根本が親で役牌ポンしましたね。」

ゆ「瞬間オリた。仕掛けに敏感?」

ぽ「この2pも安パイだからすぐさま仕掛けには降りたね。」

ぽ「もう中抜きした。相手の打点は不明。
これを見る限り、μの選手は手数が少ないから仕掛けに敏感になってる。2000点クラスの仕掛けにも8000クラスかと思いながらの対応だね。」
ゆ「リーチには攻め込むのに仕掛けには弱気と…まぁ即裏なしだとそういう思考になるのか。」

ぽ「同様に自分が仕掛けた時はかなり打点に固執する。今ダブ東ポンしたところなんだけど、ドラ7pで3p切りと。2900は絶対嫌ですって感じ?」

ぽ「このイーシャンテンで6p切ったのはたぶんミス。6sいらんし。もしくは巡目的にここが限界?そんなことはないなー。」

ぽ「手役思考は強そう。西ドラドラでは満足しません!」

ぽ「こうすると後戻り出来なくなってしまうので、大人しく東を切りたいけどねー。最近主流の戦術って感じ。」
ゆ「攻略法はある?」
ぽ「そもそもそんなものはないけど、メンゼンの時は押し返せると思う基準が低い。つまり、微妙なイーシャンテンでもリーチできそうならば押し返してくるわけだ。
迷ったらオリない方を選びやすい。
それをキャッチできるように打点というより待ちの良さで勝負した方が有利っぽい。
リーチの基準は低そうなので、2600愚形は多めですね。だからといって舐めないけど。

仕掛けには敏感だからキツそうな手は一旦鳴いてみたら考えすぎてくれそうではある。

全体的にμには珍しくフリーよりの思考でアガリ回数が多いですね。かはり強敵!」