SOPver1.1
一つのブログを継続していると思いがけないことが生じます。
その出来事とは、過去に書いた記事について知らせてくれることです。
ほぉ。前にはこんなこと書いてたな。と見返す反面。この記事を公開して日が経ち、今は当時と違う考え方や、捉え方が出てきたりします。
今回知らせてくてくれたのはSOPについて。
この考えって学校では教えてくれないし、教えてくれたとしてもさわりだけ。だったような気がしています。
働く環境が変わり改めて伝えること。物事を同じ視点で見つめることの重要性に気付かされます。
今回はそんなはないです。
SOPを重要視する理由
それはより①確実に、②手際よく、③可能性を絞り込み作業を可能にする。
ここにあると思います。
より確実に。この点は評価において重要な点になります。例えば、評価結果を選手や指導者に伝える時。○○に可能性があります。だから医療機関(病院)で精査してもらましょう!と伝えたとします。
選手(聞き手)は、本当に病院へ行くレベルなのか!?と思うことがあるかもしれません。そこで選手を困惑させない為にも1-2-3以上の要素が揃っているので(だから)と論理的に説明した方が、選手は聞き入れてくれる可能性があります。
ある事実(Because1)のみで結論付けるのは、とりこぼしや認識ミスが生じやすい。
複数の事実(Because)を揃え、結論づける方が物事を客観的に捉えやすい。
そんな環境を作る為に、あらかじめ(評価の)工程表を作り卒なく情報を収集する。この点からSOPの重要性が見て取れます。
次に手際よく。この点についても身体に違和感(何か訴え)があり見てもらう中で、評価を行う人間が迷っていたら、、、。その表情を見てしまった瞬間に、余計に不安になりますよね。以前に、負傷し落胆している選手の前で顎に手を当て、視線は斜め上。こんなトレーナーを見たことがあります。自分が選手だったら不安が倍増します。そんな意味でも手際よく。また、卒なく流れるように。ここが大切と考えています。
最後に可能性を絞り込む為のツールとしてやはり一つの道標は必要にると考えています。
例えば、ここが痛い!という訴えに対して、最初から原因を当てられる事はそう多くない気がします。そんな中、可能性が高い順で物事を捉える。この順序をつける作業についてもツールがあることで脱線せず、可能性の高低を把握して状況をつかむことができます。
可能性があるものに対して、捉えやすくする為の情報精査の一例。可能性の最も高いもの。次に高いもの。と整理をしながら評価を進めれば問題の解決の糸口が見えてきます。ここで仮に、Because2・3のみの把握だと問題解決の為に必要な正確な情報を収集したとは言いがたく、場合によって誤った認識をしてしまう恐れがあります。
何気ない仕草というか所作。その何気なさをより生産性の高いものにする為に・・・・・・。このバージョンアップこそが日々のインプットから学ぶ最大限のアウトプットなのだと思います。
こちらは自身の中で作っているSOPの一例です。先日もこの流れで部位の把握を進めて行きました。
大腿前面のどの部分にトラブルがあるのか。問診で得た情報を中心に股関節の関連性、大腿部のエリアの断定を行うフローチャートの一例です。
評価に一つのベースを。スポーツ現場にスタイルを!
ツバサ