防鳥グッズはカラス対策に効果があるかも? | ツバメブログ

防鳥グッズはカラス対策に効果があるかも?

きのう、バードリサーチの事務所にカラス対策グッズを製造している会社の方が来られました。

2mほどのキラキラしたステンレス製のコイル(弾力のないバネという感じ)で、それをゴミ置き場などのにつるしておくと、カラスが寄りつかないのだそうです。

キラキラ系の防鳥グッズと言えば、田んぼに張ってある防鳥テープや、街中ではCDをつるしてある家などをよく見かけます。他の鳥も多かれ少なかれそうだと思いますが、注意深いカラスは変わったものがあると用心して近づかないので、キラキラ系の防鳥グッズには一定の効果はあるのだと思います。

ただし設置当初は効果があっても、鳥は必ず慣れてきますから、どこまで効果が持続するのかは、よくわかりませんが。

さて冒頭のカラス対策グッズですが、その会社の方が、カラスの攻撃に困っているツバメの大屋さんが軒先に取り付けたところ、カラスが来なくなって、ツバメのヒナが無事に巣立った例があると話しておられました。

キラキラ系防鳥グッズをぶらさげたせいでツバメまでいなくなっては元も子もありませんが、すでに巣の中にタマゴやヒナがいるツバメは、ちょっとのことでは営巣を放棄することはありません。一方のカラスは、キラキラ系グッズに不安を感じたら、それほどその場所のツバメに執着しなくても別のエサを探しにいけばいいので、案外と防鳥グッズはカラス対策に効果があるのかもしれません。

防鳥テープは安いですし、ホームセンターなどで売っていますので、ツバメの反応を見ながら設置してみる価値があるかもしれないと思いました。

あまり早くから設置しても、ツバメの巣への執着が薄い時期だとツバメに防鳥効果を発揮してしまったり、長く設置しておくことでヒナが大きくなった頃にカラスが防鳥グッズに慣れて襲いに来るのではいけませんから、設置するならヒナが孵化してからでよいと思います。ツバメの反応を観察して、防鳥グッズがあっても巣にエサを運んできていることを確認しましょう。

そしてヒナが巣立ったら防鳥グッズは取り外して、カラスが慣れないようにしておきましょう。

もしどなたか、すでに防鳥テープやCDなどをツバメの巣の周りに設置してみたことがあるという方がいらっしゃったら、どんな具合だったか、教えていただけないでしょうか?

そういえば、ある道の駅のトイレの入り口にCDが何枚かぶら下げてありましたが、ツバメは気にせずトイレの中に営巣していました(笑)