解散ライブから一夜明けたものの、まだ余韻に浸っているかおりです。
なんだか時が過ぎるのはあっという間で、気が付いたらもう一日経ってた。
私がつばさFlyに加入したのは2013年の9月17日。
渋谷DESEOでの新メンバーお披露目ライブから活動し始めました。
アイドルの「ア」の字も分からず、未知な世界に飛び込んだ私。
加入前にゆき、まい二人でのつばフラのライブを観に行った時はこんな世界があるんだとカルチャーショックを受けました。
始めは何も分からず、メンバーに頼りっぱなしだったのに、最初からセンターを任されました。
正直、不安だらけでした。
ライブ、物販、ファンの人の反応に一喜一憂してはすぐ病んでその度に辞めたいと思ってました。
でも、半年くらいしてくると段々とアイドルの知識もついてきて、ファンの人の対応にも慣れてきました。
それから私の転機は、"歌詞を書いてみないか?"と言われたことでした。
最初に作詞をしたのは、私たちのデビューシングル「START IN MY DREAM」のカップリングで「DON’ T WORRY BE ALRIGHT」という曲の歌詞を書きました。
すごく大変だったけど、完成した時の達成感といったらもう言葉には表せないほどでした。
それから
「Unforgettable Days」
「Loneliness」
「Break Through」
「Take My Hand」
「Ray Of Hope」
を作詞しました。
シングルに入っている曲はほぼ関わってきて、新しい歌詞を書く度にいいねって言ってもらえるのが本当に嬉しかったし、やり甲斐を感じてました。
そんな大切な曲を、この5人で3年間歌い続けてこれて本当に幸せです。
正直、アイドルのメンバーチェンジなんてよくある話だから、絶対誰かしら辞めるんだろうなって思ってました。
もちろん自分も含めてね。
でもこの5人で解散まで来れたこと、それが何よりもの誇りです。
そして今までずっと応援してくれていたファンのみんながいてくれたからこそ、無事に昨日を終えられたと思っています。
あとね、一つ伝えたいことがあって!
昨日ファンの人が有志でTシャツを作ってくれました。
そのTシャツをもらった時に卒業証書みたくリボンが巻かれてたんだけど、最後にそのリボンをつけたくて、ゆきがハンドメイドでリサイクルしてくれてそのリボンをつけてライブをしました。
私なりのありがとうの気持ちです。
スタンドフラワーもこんなにたくさんありがとうございました!
本当に本当に嬉しかったです。
ありがとうを伝えたいのは、私の方です。
赤いお花もありがとうございました。
カオリストがいなかったら、私はここまで続けてこれませんでした。
すぐ落ち込むし、振り回してばっかりだったけど、カオリストの支えがあったから、今まで頑張ってこれました。
私を応援してきたことで、出会いが広がったり、いろんな音楽を知れたって言ってくれたのは、本当に嬉しかったです。
そして、社長をはじめ事務所のスタッフ、マネージャー、その他つばさFlyに関わってくださった大勢の関係者の皆様にもたくさんお世話になりました。
悩みや相談を親身になってきいてくれて、やりたいことをやらせてくれて本当にありがとうございました。
感謝してもしきれません。
私はみんなにちゃんと元気を、勇気を希望を与えてあげることは出来たのかな?
いつもみんなからもらってばかりで、何一つ返せていなかった。
だから最後は泣き顔じゃなくて、みんなが幸せになれるように、笑顔で終わらせるって5人で決めてました。
音楽に出会って、音楽に救われたから音楽で恩返しがしたかった。
肌の色とか、言語とか何も関係ない。
昨日はみんなと一つになれたと思っています。
全部、忘れないよ。
見つけてくれてありがとう。
出会ってくれてありがとう。
支えてくれてありがとう。
またみんなとどこかで会えるように、私はもうちょっとだけこの世界で頑張ってみようと思っています。
まだ未来は何も開かれていないけれど必ずまた新たな光を見つけてみせます。
だからそれまでは、少しだけ翼を休めます。
たくさんの愛を込めて。
3年間、ありがとうございました。
2016年9月22日
つばさFly 鹿木香里