こんにちは、ツーチです。
先日開催されたモナコのオークションは希少なハイグレードコインがたくさん出品されていたようで最高落札が多かったみたいですね。
ヴィクトリア女王のウナライオンの66グレードは1枚で1億円以上とはすごいですねー
そんな順調な推移のアンティークコインですが、多少のアップダウンはありながらも価格が上がる理由を考えてみました。
今回は多少知識がある株と比較してみました。
理由1:枚数が増えない
当たり前のことですがアンティークコインは基本的には枚数が増えません。もしかしたら遺跡などが発見されてコインが大量に見つかるかもしれませんが18世紀以降のコインはそうしたことはなさそうかなと思います。
その一方で株は企業が大きく成長するためや赤字のために追加で株式を発行する場合があります。これは増資と言って市場に出回る株数が多くなるわけです。そうなると株の希少性がなくなり、下方修正等の際には株が投げ売られることで暴落をしたりするわけです。
理由2:信用買いがない
株式取引では信用取引制度があり少ない資金でレバレッジをかけて、その資金以上の取引が可能です。
しかし、株価の急落などが起きると取引に必要な証拠金の額が減少し、追加でお金が必要になってしまいます。そのため株価急落時にはそれを回避するために信用取引されている株が大量に売られて株価が急落することがあります。
それに対してアンティークコインは余裕資金でやっている方が多いと思われ、株式のように証拠金維持率等を気に掛ける必要もないため急に売られるということがなく価格が安定しているのだと考えます。
(*株式取引には現物取引と信用取引があり現物取引ではレバレッジ・証拠金維持率等の概念はありません。しかし、市場の売買では現物株と信用取引による株が混在しています。)
理由3:空売りをしかけることができない
個人的にはこれが大きいと思います。株式市場では機関投資家というものが存在し、世界情勢や地政学的なリスク等のニュースが出て市場の心理が不安定になった際に一気に空売りをしかけてきます。(今年の3月のコロナショックみたいなものです。)
その際に空売り・信用取引の投売り・現物株保有者も不安になって売るのトリプル売りで一気に暴落するわけです。
しかし、上の中で儲かる人間がいるわけです。そう空売りをした場合には利益を得ることでできるんです。
(空売りとは市場から株を一時的に借りてそれを売却し、後にそれを返却するという制度です。4月に価値が10000円のものを借りて売却して9月に価値が6000円になった時に買って株を返却するという内容です。10000円-6000円=4000円が利益になるわけです。)
株式市場ではこの空売り制度によって多くの利益を得ている人間がいます。
ですが、これはアンティークコインでは出来ないことです。何故ならコインは株と違い1枚1枚違うからです。ウナとライオンコインが高値だから持ち主に借りてオークションで一度に20枚出品したら価格の暴落はあるかもしれませんが買戻せないですよね。
空売りした人「ちわーす。この前お借りしたウナとライオンなんすけどお返しに来ました~」
Aオーナーさん「これ、私が持ってたコインじゃないよね?ちゃんと同じもの持ってきてよ!」
空売りした人「えっ!?違うもんなんすか?」
オーナーさんにそう言われしぶしぶオークションで落札したコイン所有者のもとへ
落札した人「ああ、この前のウナとライオンコインね。何?どうしても返して欲しい?ん~じゃあ3億ね」
空売りした人「3億っすか!?落札金額は5000万なのに!?」
落札した人「…まぁ、無理ならこのウナとライオンコインは所有しておくことにするよ。」
空売りした人「ぐぬぬ…」
こんな感じになるので希少性が高いものが多いアンティークコインの世界には価格の暴落を引き起こすトリガーが株より少ないんだと思います。
まぁ、個人的には株の世界もいいなとは思うんですけどね。
株やFXの世界は荒ぶる市場で勇猛果敢に戦うソルジャー達
アンティークコインやワイン、クラシックカーの世界は優雅な嗜みを享受する紳士淑女の方々
と言った感じですかね。
ふぅ…以上、現役バリバリのソルジャーによる考察でした(笑)