日本初の女性弁護士の1人で、初の女性判事および家庭裁判所長の三淵嘉子さんをモデルにしたストーリー。女は結婚して子供を産んで育てることが、しあわせと決めつけられた時代。女学校を卒業したら、すぐに、お見合いして結婚する。本人の夢や希望もそう思わせるように、しつけて行く。だから、ほとんどの女性はそう思い込んでしまうが、中には、疑問を感じる人もいるのに、誰も聞きいれてくれないし、おまけに、同級生にまで、「結婚が夢じゃないなんて、女や子じゃない。」と言われてしまう。たまたま、男の人と歩いていたら、なぜか、いつの間にか、近所で「いつ、結婚するの?」と言われてしまう。結婚するしないは、本人が決めることでしょう。ドラマの最初から、寅子の母親が、次から次と見合い写真を見せて、娘の気持ちに寄り添うなんてことも、娘の考えを聞こうともしない。唯一、父親だけは寅子の気持ちを理解していた。寅子の家で下宿していた、佐田に忘れ物のお弁当を渡しに大学に行ったことで、教授の穂高と出会い、法律に興味を持つ。教授は理解してくれそうな感じだったが、講師を勤める、桂場は「結婚した女は無能だ。」と言い出す。いつの時代にも、女性に対して、失礼なことを話す人はいると言うことなのね。今もいますけどね。差別が大好きな人。そうしないと、生きていけないのかなぁ〜