自動切符販売機の前で、タッチパネルの各路線を押すけど、駅の名前がわからないのか、モタモタしていた。「どこに行くつもりなの?」と聞いたら、「どうぞ」と言われたので、咲きに切符を買ってホームに行ったけど、その中学生の男の子は、ちょっと、遅れてきた友だちと話をしていた。その後は、どうなったかわからないけど、ここ数年、多いタイプなんですよね。子供の時から、両親または祖父母の車に乗って出かけるため、電車やバスの乗り方がわからない。路線も駅の名前も知らない。都会の子供たちの方が、電車やバスに乗ることが多いから、よくわかるような気がする。富山県は私立の小・中学校が少ないし、昔から、お金のかかる私立の学校には入れたくない。それは、高校も大学も同じ。結局、どうかすると、大人になるまでもそうだけど、大人になってからも、車で通えばいいとなるため、いい年をして、電車にもバスにも乗れない人が多くて、そのため、どんなに年を取っても、事故をおこしても、車に乗りたい。なぜなら、電車やバスの乗り方がわからないから~と言うのもある。やたらと、家を建てなさいと言って、とんでもない場所に建てたら、車に乗ればいい。そのせいか、電車やバスの楽しさとか鉄道のおもしろさは知らない。子供たちもそんな家族のなかで育つから、同じことの繰り返し。そして、車に乗せてほしいから、田舎から出ていかないように、してしまうから、同じことの繰り返し。いつまでたっても、自立できないようにしてしまう。車で移動するのもいいけど、みんなで電車やバスに乗って、出かけるようにした方が、子供のためにも大人のためにもいいと思う。チケットやホテルの予約の仕方とか、切符の買い方やパスモやICOCAの使い方とか、そして、せめて、県内の競技場やコンサートホール、美術館や資料館などに行く方法も、ひとりでできるようにしないとね。何でも、県内にいて、車があればいいと言う、考えはやめてほしいですね。子供も大人も歩くようにしないと、健康で過ごせなくなるように思います。あの中学生の男の子は、無事に目的の場所に行けたのかなぁ?