私の若い頃は、田舎だからなのか、進路も結婚も親が決めるものとなっていた。結婚は私の意志を突き通した結果、無理やり結婚させられることもなかったけど、あのまま、おとなしくしていたら、今の私はいなかったと思う。男と女が歩いていたら、すぐに「いつ、結婚するの?」と親だけでなく、近所の人までせめてくる。気がついたら、全然、知らない他人までが私のことを話していたりする。明治時代じゃないのに、どうして本人の意志を尊重しないのか?それが不満だった。大人たちは、周りが固めていけばうまく行くと勝手に決めていた。その調子で進学と就職も親が決める。本人が意見を言うのはおかしいと言われる。でも、親の時代と子供の時代では、違いがあるし、ずっと、同じ会社に勤めている人や自営業の人には、わからないこともあるはずなのに、自分が正しいと思っている。1度でも、ハローワークに行ってごらんなさい。アルバイト情報誌の見方もわからない。資格は必要だけど、それがいかせないのが田舎なのに、田舎から出てはいけないと言う。県内はよくて県外はダメ!とか。意味がわからない。母が「今の子供は親の言うことをきかない。自分の意見ばかり通すから、我慢しない!」我慢してまでいやな仕事、納得できなくても、親の言う通りの仕事をする必要があるのか?働くのは本人であり、親でも家族でもない。高卒で就職できるのは工場しかなくて、成人式を過ぎると退職していく。この現実を理解している人はどれだけ、いるのだろうか?


今、思うこと。私の人生なのに、進学も就職も選べなくて、親に振りまわされてきた。これからは、自分で決めていきたい!もっと、違うところで環境で生まれて育ちたかった。田舎なんて大嫌い!