また、途中からしか観ていないけど、以前、テレビでも観たし、他の出演者のバージョンも観たし、原作も読んでいるので、ストーリーは知っているので、途中からでも大丈夫だった。このヒロインも犯人も、とにかく、このストーリーに出てくる人たちは、戦争の被害者であり、犠牲者でもある。あの時代はの女性はああ言う生き方しかできない人もいた。しかたないことだけど、それが、あとで黒歴史となって残ってしまう。それがきっかけで殺人事件が始まる。そして、真実を突きとめようとした人たちを、次から次と殺していく。そうしないと、今の位置を維持していけなくなるからだ。ヒロインは助かったのは不幸中の幸いだけど、ヒロインの夫の自殺を助けるふりをして突き落とす。さらに夫の兄や部下も殺す。同じようにパンパンをしていた時の仲間も殺す。最後は海で自殺するのだが、かわいそうな女性ではあるが、だから、殺人をしていいわけではない。人生は出会いと別れの繰り返しだけど、会いたくない人に出会ってしまったり、別れたい人と別れられなかったりと大変なことが多い。最初はいい人でも、その後の人生で違う人になっていたりする。そのきっかけが戦争なのは悲しすぎる。こんな悲しいできごとが繰り返されないようにと願うしかない。


こんな戦争の被害者や犠牲者が、少しでも増えないことを、この地球上から戦争がなくなることを願っている。

この映画を観たあと、なんとも言えない虚しさが残った。