ネットやオンラインゲームが依存症に罹患する可能性があると医学会で言われている。自分で利用時間を設定しないと体は疲れて精神は嫌気がさしていてものめり込んでしまう。依存症の兆候として自制できなくなることがある。ネットのみならず、酒や煙草、薬物、ギャンブルからショッピングまでこの世には数え切れないくらいの依存症の原因が隠れている。

コロナ禍の最中、芸能界でもSNSがきっかけで自ら命を落とした方がいる。原因はやはりTwitter等のSNSによる誹謗中傷や誤解による自尊心の低下だと察する。

大人たちは生命を大切にと子供たちに訴える。しかし、かつて生きていた人を死に追いやったのは何処の誰だろうか。

僕はこのような事例を踏まえてFacebookやInstagramのアカウントを削除した。ここで思い出したことがある。学生時代の友人からTwitterからDMが来たのだが、彼のアカウントからではなかった。理由を聞くとTwitter等のSNSに興味が無いのだという。今の僕も限りなく彼の心境に近い。

人間は生まれた時からひとりで、死ぬ時もひとりだ。愛し合ったはずが憎しみ合う。僕ももちろん人間ではあるが、これをきっかけにそんなに人様に対して淡い期待を寄せないように決めた。孤独を推奨する書籍が売れているようだが、決して人脈の豊かさが幸福と直結するとは限らない。人の数が幸せと思う人がいればそうでない人もいる。

精神科医が唱えた人付き合いを針鼠を引き合いにした針鼠の法則は間違いではないと思う。親しくなればなるほどリスクが生じる。まさに愛情が憎悪に変わる瞬間だ。他人にもネットにも干渉しない。一度きりの人生、流行りに無理する必要はない。流行りに着いていけない自分を悲観する必要もない。それより今自分が何を求め、何がやりたいか、冷静になって思いに耽けることも大切だ。そのような自己の好奇心はひとりになってみないとわからない。